アルベルト・アインシュタインは、

「常識とは、18歳までに身に付けた偏見のコレク

 ションだ。」と言いました。

 

白人至上主義、異教弾圧、人種差別などのように、

そのほとんどが彼本人も含む白人の偏見そのもの

と言えます。

 

常識とは、何がしかの目的のために人を誘導する

のに都合の良い口実のように感じます。

 

「そんなの常識だ」と言われると、自分の考えや

スタンスに疑問が生じ、他の人に合わせるように

なってしまいます。

 

そのような態度によって、個人的な問題から天下

国家、社会や世界の問題に至るまで、常識という

名の偏見で対処しようとしてしまいます。

 

「郷に入っては郷に従え」という教えは、十把ひ

とからげの常識という偏見に対するアンチテーゼ

のようにも感じます。

 

東洋と西洋、白人と有色人種、キリスト教と他の

宗教(信仰)、カトリックとプロテスタントなど

のように、どれも一括りにすることのできない

ものばかりです。

 

物事の大小にかかわらず、常識と言われるものを

安易に鵜呑みにしたりせず、疑いのこころを持ち、

物事を吟味して対処する習慣、何事も自分なりに

考えてみることが大事だと思います。