クラシックミニ ドアアウターパネルの取り替え (KUNI)
クラシックミニも生産が終了し早20年。
全ての車輌が車庫保管とまではいかないだろう。
今回はドア下の錆に注目してみよう。
既に再塗装がされ、それらをポリパテで仕上げられていると、板金屋さんでないとなかなか見抜けないと思う。
今回はオリジナルペイントのドアアウタースキンを取り替える作業だ。
外から見ると一見綺麗に見えるが、部分的にぷつぷつと錆が塗装を押し出している。
インサイドにも錆が発生。
まずはドアヒンジを取り外し、グラインダーにて切開していく。
次に、元々スポット溶接してある部分も取り除く。
剥ぎ取ってみるとこんな感じだ。
マーキングしてある部分が表面を押し出していた部分だ。
写真でもお解りいただけるとおり、それ以外も時間の問題だ。
インナーパネルは穴こそ開いてないものの、錆はかなり進行しているようだ。
それらをベルトサンダーとメタルブラスターを使い、表面の錆を取り除く。
その後サンドブラストで錆の芯まで取り除くとこんな感じだ。
これをやらないと何の意味もないと思う。
その後プライマーを塗布。
次に、アウターパネルを取り付ける前にこの部分に防錆剤を塗布。
サイレンサーシートを張り付け、ハンマリングでアウタースキンを折り曲げていく。
ここで再度ドアヒンジを取り付けた後、ボディーに取り付け、チリ合わせをしてその後溶接。
アウタースキンにはポリパテは付きません。
その後サフェーサーを塗装し、ボディーと共に塗装して完了。
完。