パット数を減らす!
パット数を減らそうと意識することは、パットはもちろん、ショットやアプローチ、そしてゴルフの組み立て方にも意識を向けるきっかけになります。
もし、良いスコアで上がりたいという気持ちが本当に強くなった時には、一度はこのパット数に意識を向ける時期は避けて通れないと思います。
私がパッティングに付いて練習しなきゃと思ったのは片手HCになりたいと考えたHC5頃です。
きっかけはボランティアをしてた時に他のコースの片手さんにHC4以下でなければ本当のシングルと言わないよ!
その一言ですが、当時の私のゴルフ優先順位は3番目で家族、仕事、その次の趣味ゴルフでしてラウンド数も年間20回に増えていました。
両手シングルの頃はそれほど真剣に取り組んでいた訳でもなく、それでもパット数は少なくなって来ていました。
当時も今も、家練は殆どしません💦
とても大事な事なんだと思いますが、その効果を実感したことがなかったからです。
それと何故かは、パッティング練習よりショット練習の方が楽しかったからで、ショット力が付いて来て大叩きも少なくなり全てがスキルアップしていたのだと思います。
当時のパーオン率は60%前後で平均ストロークも78前後になっていました。
ゴルフデータ革命にも有ったと思いましたが、PGAツアーのデータでプロゴルファーは1mの距離だと90%以上、1.5mの距離は80%の確率でカップインさせています。
ただ、これが2m~3mになって来ると確率が一気に50~20%台へと悪くなるようです。
この例から何が言いたいかというと、1打目のパットが寄らなければプロゴルファーですら好スコアになり難いという事です。
寄ったかどうかというのは、1.5m以内から2打目のパットが打てるかどうかと言う事が一つの物差しとなると思います。
ゴルフでパターの距離感を合わせるためにすべき練習は、本当にシンプルです。
皆さんは、ゴルフのラウンドが終わった後に練習グリーンに行ったことはありますでしょうか?
私たちチームでも、コンペ入賞待ち時間には良く練習しています。
ラウンド後の時間ならば、殆どのケースでグリーンを1人で独占できると思います。
そこで、10m~15m程度のロングパットが打てる場所を見つけ練習します。
私たちは使用するボールは1球だけですが、3球程度の複数のボールを使用して遊んでも良いと思います。
まず、10m~15m程度先の目標を目掛けてロングパットを打ちます。
距離イメージも何もしないで、ポンポンポンと3球ほど打つやり方も有るようです。
打ち終わったら逆側から、元の位置まで再びロングパットを打ち返します。
これ、順目逆目、傾斜により速さが違ったりで結構面白いです。
私たちはその他に50ヤード程度の練習グリーンをあらゆる方向距離へターゲットを決めてしています。
数人でやる場合はパッティングの寄せ1ゲームで、上り下り曲がって行くラインを打って出来るだけ近くに寄せた人がオーナーになり次のターゲットに転がして行きます。
そのようにグリーン上を行ったり来たりします。
なんだそんな当たり前の練習?
と思われるかもしれませんが、ゲーム感覚で往復球が全て1.5m以内に収まるようにになって来ます。
ラインとしては、往路が上りで、復路が下りのラインだと一番いいと思います。
私が1人でやる場合は、何も考えずに感覚に任せて距離が合うまで繰り返します。
一発勝負という事と毎回打つ距離やラインが違うことです!
距離も違う、ラインも違うパットを出来るだけ多く1.5m以内に寄せて見て下さい。
このようにシンプルですが本当のグリーンを使って、グリーンの中をグルグル回って行ったり来たりするのが、パットの距離感を養うのに間違いなく一番良いと考えています。
家練で、いくらやっても身につかない距離感!
繰り返すことで、目で見た距離に対して脳がどれくらい打てば良いか自然と学習をしていくからです。
当たり前の練習と思われがちですが、これを集中してやっている人は、チーム以外は余り見かけません。
ラウンド終えてからのレンジ練習も効果的では有りますが、ラウンド後の練習グリーンで時間を過ごす事も大切と思います。
ホームコースがある方が知り合いにいれば、一緒にパットの練習に連れて行ってもらうのも良いと思います。
パットで距離感を合わせるのが大事な理由は、2m以上のショートパットはプロでもカップインできる確率が低いからです。
もちろんアマでも練習しないリーダーのように上手い人はいます。
もしかしたら?私も上手い部類に入ってるの?
これに比較して、1打目のパットで1.5m以内に寄せるほうが遥かに容易だと思うので、こちらを練習するのがスコアアップに効率が良いのではないでしょうか?
私が練習している所をリーダーが見てもっと短いのと言うけど、そんな理由でロングパット練習に時間を割いています。
パットで距離感を合わせる練習としては、あまり考えずにポンポンとパットを打ちながらグリーンの中をグルグル回って行ったり来たりする。
パットの距離感が合うと、本当にゴルフで楽にスコアをよくする事ができます。
ゴルフは、ラウンドや練習に行く時間が多く取れなくても、工夫次第では70台、80台のスコアを出すことは問題なく出来ると考えていて、そのための練習をして来ました。
パットの距離感を合わせる上において最優先すべきは、距離感について自分の感覚をつかみ定着させる練習が大切になります。
これは、練習と違う要素が本番では入ってくるためです。
練習グリーンでパットの距離感がどんどん合うようになって来たとしても、本番のラウンドでは距離感が合わないことがあります。
アイアンなどのクラブからパターへ持ち替えて直後の一発勝負である有ること、グリーンが練習したグリーンと微妙だったり大幅に違うコースも有りそれにピンポジションが毎回異なって来ます。
そして緊張や入れたいという願望からくるメンタル要素が絡みます。
距離感の感覚がある程度でき上がってきた前提で、このような本番特有の状況へ対応するための考え方が必要になって来ます。
練習で上手くいくのに、本番で距離が合わないことが多い!
この時に役に立つのが、自己分析が出来るかだと思います。
自分のクセやゴルフスタイルを知ることが、練習に時間が取れない時、ラウンド回数が少ない時にはとても有用だと思います。
これには先ずラウンドが終わった後に、距離感が合わなかったパットを思い出す必要があります。
(1.5m以内に寄ったかどうかが基準)
どんな時に距離感が合わなかったでしょうか?
上りでしたか、下りでしたか、それとも横に切れるラインでしょうか?
(ラインの問題)
距離はどれくらいありましたか?
(距離の問題)
どんな気持ちで打ちましたか?
(メンタルの問題)
これ、私は一定のクセが有りました。
このようなパットが残った場合、自分の中では凌ぎ所のパットだなと意識できていることが非常に大切だと思います。
凌ぎ所のパットは好スコアでラウンドしていても必ず何処かで訪れています。
私は凌ぎパットがクリア出来たラウンドは大体がアンダーで終えているようです。
繊細に、自分にとってそのような状況にあることに意識が行き「気が付く」ことができることが、取りこぼしをなくしていく近道だと思います。
上りのラインで10m~15m前後、メンタル面はオーバーしての下りパットが怖いと感じた時「この状況で必要以上にショートするミスが多い」と認識しておく。
自分の距離が合いづらい、凌ぎ所のパットが特定できたら、しめたものです。
あとは、どのように対応すると回避できるか「回避プラン」を考えておけばよいからです。
回避プランには様々な方法がありますが、ミスをする原因に合わせて大きく4つに分けてプランを考えると、楽しく対策できると思います。
準備としての素振りの仕方、歩測したり、グリーンの読み方、打ち方や振り幅、アドレス、当て方、メンタルが出て来た時の緊張の緩和、ルーティンなど
対策の方法は書き出すといくらでも有ります。
自分なりに、今やっていること、思いつくこと、調べてみたことを箇条書きにして試してみるのも良いと思います。
そして最終的に自分が意識して使う回避プランは、やってみて一番しっくり来たものを1~2個くらいのコツがあれば十分だと思います。
準備は歩測する、打ち方は振り幅を少し大きく、メンタルはオーバーしても3パットは仕方がないと思うとか?
凌ぎパットは集中力もマックスになるので簡単には3パンチはしないですけど...
基本的に大事になるのは、距離に関する自分の感覚をつかむことが最優先となると思います。
その上で、本番においてこれだけで対応しきれない状況については考え方で対応し取りこぼしを減らします。
対応の仕方は、
昨日も書きましたが、自分のラウンドを必ず振り返ること
(入れたいのに外したライン距離は、スコアカードに書き留め必ず練習していました)
次のラウンドで凌ぎ所のパットだと気がつけること
その時に回避プランを用意しておき実際にやってみること
凌ぎ所のパットがやって来た時には、練習した感覚と、考えた成果を十分発揮して楽しんで対応してください。
他の人の取りこぼしが出てくる中、しっかりと距離を合わせるあなたは何打も差をつけられると思います。
基本的には、パーオン率が低いとパット数も少なくなります。
私はパーオン率が70%前後です。
chikoリーダーはパーオン率が30前後?
ただ凌ぎのパットが多いので、スコアもそんなに崩していません。
これは、極端に苦手意識のある場合を除いて、レベルを問わず表れる傾向だと思います。
ショートゲームが得意な人ほど、この傾向が強く出るのでしょう。
ファーストパットの残り距離が短いことや、アプローチすることである程度グリーンのラインが分かることもあるからです。
また、具体的にラインを考える機会が、パーオンした時よりも増える、ということもあるもしれません。
また、パターでアプローチするということもありますから、グリーン脇からのショートアプローチなんかは、ファーストパットと同じと役割も果たすと言えます。
こう考えると、パット数だけを気にするよりも、
ショートゲーム数として数を減らす
ことを考えた方が、スコアアップに繋がるような気がします。
私はバーディチャンス数として数えています。
残された数字だけでは分からないことも多いです。
スコアメイクの要はパット数であり、パーオン率なのは確かですが、これを見る限り私自身がパープレー前後でホールアウトするのに、パーオン5回で69なんてラウンドも有りますし、パーオン率は少しだけ関係ないようです。
ただパーオン率が高いとワーストスコアは出にくのも事実なので、ショット力研鑽に努めています。
因みに、ショット練習同様にパッティングも面白くなって来ています。
さらにもっと上を目指す場合は、また別の要素が必要になってくると思います。
パープレー程度は、それでもまだパーオン率や飛距離ではないとも思っています。
パット数を減らそうと意識することは、パットはもちろん、ショットやアプローチ、そしてゴルフの組み立て方にも意識を向けるキッカケになります。
もし、良いスコアで上がりたいという気持ちが本当に強くなった時には、一度はこのパット数に意識を向ける時期は避けて通れないと思います。
ゴルフにおいて、スコアアップをこれ以上簡単に、少ない時間で達成できる要素はパッティングの他にない!
といっても過言ではないと思います。
今回はロングパットについて少しだけ書きましたが、シーズンになったらスコアアップに繋がるアマならでの細かいショートゲームの考え方などについて綴って見たいと思います。
今シーズンのパット数目標は黒さんには30ストロークくらいで収まるように、引き継ぎリーダーからのショートゲームレッスンをお願いします。
因みに私とラウンドしていた黒さんの昨年記録は平均ストロークは84、パット数は外しているイメージが有ったのですが、30.125でした。
パーオン率を上げたいと考えているので、パット数の目標が最低30ストロークです。