さて、まだまだ第一文 Det var en gång en pojke. が読み終わってません。
en gångの次に気になる単語がdet。英語のitに相当して、前に出てきた中性名詞を受ける代名詞「それ」として使うのが基本的な用法ですが、ここは第一文なので、この用法ではありません。
このdetはdetは形式主語の一つで、det är ... で、「...がある」という意味になります。
スウェーデン語の学習を始めると「...がある」という表現は、det finns ... をまず紹介されるのですが、実際に文章を読んでいくと、det finns ... よりも、このdet är ... の表現の方がよく出てくるように思います。
ということで、今回の単語detをまとめると、こんな感じ。
det
形式主語のdet
det är ... 「...がある」 ...は、名詞(代名詞)の不定形