形式主語のdet | 『ニルスのふしぎな旅』を原書(スウェーデン語)で読む

『ニルスのふしぎな旅』を原書(スウェーデン語)で読む

知人と二人で800ページを超える原書に挑戦中。

そこで調べたことなどを公開して、スウェーデン語を学習中の人、興味を持っている人と情報を共有できればと思います

さて、まだまだ第一文 Det var en gång en pojke. が読み終わってません。

en gångの次に気になる単語がdet。英語のitに相当して、前に出てきた中性名詞を受ける代名詞「それ」として使うのが基本的な用法ですが、ここは第一文なので、この用法ではありません。

このdetはdetは形式主語の一つで、det är ... で、「...がある」という意味になります。
スウェーデン語の学習を始めると「...がある」という表現は、det finns ... をまず紹介されるのですが、実際に文章を読んでいくと、det finns ... よりも、このdet är ... の表現の方がよく出てくるように思います。

ということで、今回の単語detをまとめると、こんな感じ。


det
形式主語のdet
det är ... 「...がある」  ...は、名詞(代名詞)の不定形