まとめ、好きな漫画 | HAJIMEさんの秘密基地 2

まとめ、好きな漫画

仕事のからみで「自分の好きな漫画」について振り返る機会があった。
前にもどこかに書きとめた気もするけど、
あらためてブログに書き残しておくことにしよう。

最近はあまり漫画を読んでないし、
読んだとしても仕事で必要に駆られて読む作品が多いので、
心に残っているのは古い作品ばかりなのが、
ちょっぴり恥ずかしいのだがご容赦願いたい。


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『からくりサーカス』藤田和日郎

数奇な運命に翻弄される3人の主人公の成長を描く冒険活劇。
次第に壮大になっていくストーリー展開にワクワクが止まらない。
連載当時、週刊少年サンデーを電車で読むことが多かったのだが、
『からくり~』で何度も泣かされて、まいった。
藤田作品では『うしおととら』も大好きだけど、
『からくり~』の方が、より自分好み。

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『AKIRA』大友克洋

2019年の東京を舞台にしたサイバーパンクSF。
本作が刊行されたのは80年代のこと。
新刊の発売が楽しみで仕方なかった。
毎月のように書店に「今月はAKIRA出ますか?」と聞きに行っていたので、
きっと店員さんは「また来た、AKIRAの子」と思っていたことだろう。
ストーリーや設定の面白さ、キャラクターの生々しさ、
緻密な絵、迫力のアクションシーンなどなど、唯一無二。

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『アドルフに告ぐ』手塚治虫

物語の舞台は第二次世界大戦当時の日本、ドイツ。
“3人のアドルフ”の悲運を描いた大河ストーリー。
歴史の舞台裏で展開される物語にゾクゾクさせられると同時に、
戦争の虚しさを感じて、涙が止まらなくなった。
フィクションとノンフィクションが交錯するストーリーも絶妙。
手塚治虫といえば、SF、冒険、ファンタジーだと思っていたので、
「こんな作品も書けるのか」「なるほど、漫画の神様と言われるわけだ」と
妙に納得した覚えがある。

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『火の鳥(未来編)』手塚治虫

“火の鳥”の生き血を飲めば人は不老不死に……。
そんな伝説をめぐる、時代を越えた人間ドラマを描いた『火の鳥』シリーズ。
全作面白いのだが「未来編」は秀逸。
死生観、仏教観、宇宙観、神の存在、人間の業などなどを、
SFのパッケージでくるんで見事に表現しきっている。
初めて読んだのは確か中学生の頃。
壮大過ぎて、読み終えて放心状態になった。

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『まんが道』藤子不二雄A

漫画家・藤子不二雄の軌跡をベースにした青春漫画。
漫画好きな2人の少年が出会い、
切磋琢磨しあいながら漫画家として大成していく過程に感動させられる。
実在した漫画家たち、編集者をモデルにしたキャラクター、漫画雑誌も作中に多数登場。
漫画家たちが集い住んだ「トキワ荘」の様子や、
戦後の漫画業界の様子も読みとれる。

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『アイデン&ティティ』みうらじゅん

バンドブームに沸く90年代、本物のロックを求め苦悩する若者の姿を描く。
当時の音楽シーンの裏側や、ミュージシャンたちの苦悩がリアル。
同じ時代にバンド活動に没頭していた自分としては、
思いっきりハートをえぐられるような痛切な感覚になる。

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『To-y』上條淳士

本格ロック漫画の元祖。
ライブハウスにたむろするパンクスたちの雰囲気、
バンドマンたちの実はゆるい日常などがリアル!
どこまでも自分を貫く主人公トーイの快進撃も痛快だった。
モモちゃんのセリフはいまも心に突き刺さっている。


ロック漫画としては『BECK』もかなりリアル。
でも自分にとっては『To-y』がベストな作品だ。
ちなみに、バンドモノの漫画としては
THE ALFEEの青春時代を描いた『ドリームジェネレーション』も秀逸!

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『究極超人あーる』ゆうきまさみ

文化系部活漫画の金字塔!
春風高校・光画部に、素性不明のアンドロイドが入部し……。
アクの強いキャラクターたちによる学園でのはちゃめちゃの連続に、
何度も笑わせてもらった。
自分も文化系部所属だったので、彼らのノリに共感できる部分多数。
……鳥坂先輩みたいな人、いたもんあぁ。

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『俺たちのフィールド』村枝賢一

Jリーグ創設前夜ともいえる92年にスタートし、
フランスワールドカップが行われた98年まで連載されたサッカー漫画。
自分がサッカーにハマる前に読んでいた漫画だったが、
『俺フィー』を読んでいたことで、スムーズにサッカーにのめり込めた気がする。
実在の選手をモデルにしたと思われるキャラクターも多数登場。
主人公・和也が所属するチームがJリーグに参入するまでのドラマや、
日本代表予備軍・リザーブドッグスの激闘、和也の海外移籍など、
当時はサッカーを知らなかったのに、ワクワクしながら読んでいた。

サッカーを好きになってから読んだ
『GIANT KILLING』『U-31』『ファンタジスタ』『ORANGE』も面白かったけど、
印象度の高さでは『俺フィー』が自分の中では一番。

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『神聖モテモテ王国』ながいけん

個人的に一番笑ったギャグ漫画。
ながいけん作品では『チャッピーとゆかいな下僕ども』も好き。

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『キャプテン』ちばあきお

プロ野球も高校野球もは詳しくないし、
草野球にも興味はないけど野球漫画は楽しく読んできた。
一番好きなのは『キャプテン』。
強豪校の補欠だった谷口が、弱小校で実力をかいかぶられてキャプテンにされ
人知れず練習を重ねながらチームを牽引する存在になっていく展開に感動した。
個人的に、運動神経皆無なのにフットサルチームを率いているので、
ときどき谷口のことを思い浮かべることも。

他に好きな野球漫画は『砂漠の野球部』『メジャー』も。
『メジャー』は完結する前に少年サンデーを読まなくなってしまったので、
その後どうなったのか実は気になっている。

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『名探偵コナン』

仕事でもお世話になっているので『コナン』を入れない訳にはいかない!
連載開始から20年たち、あらためて読み返して見ると
かなり早い段階から随所に黒の組織に関する伏線が張り巡らされていることに驚く。
昨年12月に発売された85巻は「ついに!」という展開に震えた。
早く続きが読みたい。最新刊は来月発売だったか……。

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『北斗の拳』

過去にも、そして現在も仕事で掘り下げている作品なので『北斗の拳』も外せない!
いま読み返して見ると、物語のスピード感に驚かされる。
ケンシロウとラオウの決闘までが話題になることが多いが、
実はその後の物語も相当面白い。
とはいうものの、好きなキャラクターはレイ、フドウ。

ちなみに、原作者公認のパロディアニメ「DD北斗の拳」が激しく面白いので、
北斗の拳ファンで未見の人はぜひ!

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まだ、語り足りないけど、この辺で。
好きなモノについて語るとどうしても長くなる。