VAMOS!デルソーレ中野 | HAJIMEさんの秘密基地 2

VAMOS!デルソーレ中野

俺が応援しているフットサルチーム・デルソーレ中野は、
2/20~21の二日間にかけて「関東リーグ参入戦」という戦いに挑んだ。
会場は、千葉ポートアリーナ。

東京都一部リーグを全勝で優勝した中野は“参入戦”で、
関東各県の優勝チーム+関東二部リーグの下位チームとトーナメントを戦い、
決勝を制すれば「関東2部」に上がれるという仕組みで、

シビアさに関してはサッカーの“地域リーグ決勝”みたいな感じ!?
レギュレーションは違えど「自動昇格」がないので、上へ行くのは狭き門だ。



さて結果は、決勝まで勝ち進んだものの2-2の同点で試合が終わり、
PK合戦で2-3の敗北。関東リーグには上がれなかった。

今年一年、関東リーグに昇格することを目標に頑張ってきた選手たちのショックは
サポーターには計り知れないものがあると思う。
敗北が決まった瞬間、呆然とする選手、泣き崩れる選手、
立っていることができなくなる選手もいた。


昇格できなかったことは、もちろん悔しかった。
一年間、本気で応援し続けてきたわけだし。

でも、そんな悔しさ以上に、
「スッゲー悔しい……ってことは、やっぱこのチームを好きなんだなぁ」と
思いがけず笑顔になってしまう自分に、我ながら驚いた。

好きなチームが全力で戦う様を見られたという幸福感(?)の方が、
悔しさよりも大きかったのだろうか。

不景気やら、なにやらで解散してしまうチームもある中、
応援できるチームが目の前にある幸せ。
そんなことを考えたら、敗戦直後にも関わらず、
泣きもせず、落ち込みもせずで、なんか申し訳なかった。
悔しくって、幸せで、申し訳なくって……
結局のところ複雑な心境に変わりないんだけど。



別に俺は「勝つチーム」の応援がしたいわけではない。
もちろん応援しているチームには勝ってほしいけど、常勝である必要はない。

「見ていてワクワクするから応援したくなる」
「チームが戦う姿をから元気や勇気をもらえる」
そういったことが、俺がチームを応援する理由だ。
今季応援し始めたデルソーレ中野にはそれがあった!


自分たちの応援が選手を後押しできればうれしいし、
ダメなときがあれば喝をいれることもあるかもしれない。
その程度だけど「一緒に戦っているんだ」っていう気持ちになってるから、
今回の結果は、サポーターにとっても「後押しできなかった責任」がある
……と俺は思う。

幻想かもしれないけど「俺たちサポーターがチームを勝たせたかった」。

結果的に、チームにも足りない部分があったし、
サポーターにも足りない部分があったのだ。
実際、シーズン中に、チームのためにできることを、
遠慮からサボってしまったという反省は、ある。


何人かの選手は試合後に「勝てなくてごめんなさい」って言ってくれたけど、
「いや、こっちこそ力になれませんでした」って謝りたくなる。
一年間、俺は何度も感動をもらったのだから、
今回の一敗で謝られても戸惑うばかりだ(笑)。

むしろ「一年間感動をありがとう」「またよろしくね」といったところ。


決勝戦も感動させられた。
参入戦の3試合は、今季の中でもかなり充実した試合内容だったと思う。

正直、好きなチームが都リーグだろうがFリーグだろうが関係ない。
きっかけがあって出会い、「このチームを応援したい」と思ったのが
デルソーレ中野だったのだ。


チームにはいわゆる“経験のある”選手も結構いる。
当初は「なんでこれほどの選手が都リーグのチームなの?」とも思った。
でも彼らの「自分たちが楽しめるフットサルを中野で追求したい」という想いを知り、
なおかつ、その目標に向かっていくイキイキした様子に心を動かされたのだ。

若手もどんどん成長していく!
成長を見るのはサポーターの無上の喜びだ。

参入戦の決勝で敗れ、今季は終了したけど、
チームコンセプトやポジティビティが変わらなければ、俺は応援し続けるだろう。
いろいろと、これまでのままではいかないこともあると思うけど、
どうか、ブレないでほしい。



いま以上に積みあげるためには、選手は努力や苦しみもあるだろうから、
簡単に言っちゃいけないとは知りつつも……、
“きょうまで作ってきたものが来季のベース”って考えたらワクワクする!

敗北から学んだことは次に生かせばいい。
今回は「参入戦の決勝」という、限られた人しか立てない舞台に選手たちは立った。
この経験は間違いなく財産だ。それを次に生かせるかは選手次第。

うつむく理由はひとつもない!!
顔をあげて、前に進めばいい。
かくしてフットボールは続くのだ。