ジェイミー・ミューア | HAJIMEさんの秘密基地 2

ジェイミー・ミューア

今週アタマに、フットサルを通じて仲良くなったパーカッショニストさんとJAMをする機会があった。
俺はギターを弾かせてもらったんだけど、互いのフィルを聞き合いつつ
演奏があっちへいったりこっちへきたりするのは純粋に楽しい。

最終的にはジャンベの基礎を教えてもらってお開きになったんだけど、
いやー、パーカッションって楽しい。


で、家に帰ってきて、ジェイミー・ミューアの演奏を聴きたくなった。

ジェイミー・ミューアは、キングクリムゾンに在籍していたパーカッショニスト。
在籍期間が短い割に、その間にインパクトのあるアルバムやライブを残したことで、
プログレッシブ・ロックの世界では伝説的な存在となっている人だ。

使っている楽器や、楽器じゃないもの(!)の種類から、
正統派パーカッショニストとは言えないかもしれないけど、そこがまたシビれる。


で、ネットで動画をあさったら、コレが出てきた。

【太陽と戦慄 pt1】


鳥肌立ったー。ぞわぞわっと。

この映像、俺が20歳のころに新宿の海賊版屋で買ったビデオに入ってたやつだ!
その海賊版は、ダビングのしすぎで音も映像もグチャグチャで
「もう海賊版は買わない」と俺に思わせたヤツだったんだけど、
この映像は鮮明でナイス! ナイスすぎる。

以前、何かで読んだんだけど、ジェイミー・ミューアは…
『ステージ上で鉄球を振り回し、血を流しながら雄たけびを上げていた』のだとか。
CDで音を聞いてただけだったときは「そんなアホな」と思ってたんだけど、
映像を見て「コイツならやるなぁ」と納得させられたのだった。

ジョン・ウェットンのベースもいい。ワウペダルが適度に下品(←ほめ言葉)。

でもね、やっぱりジェイミー・ミューアから目が離せない。
動きが気持ち悪くて(←これもほめ言葉)グレイトだ。

彼の脱退理由は、怪我だとか、バンド内の政治的な理由だとか諸説あるみたいだけど、
その結果、音楽の世界からいなくなってしまったのも残念。
彼がキングクリムゾンのメンバーであり続けたら……
または、何らかの音楽活動を続けていたら……
世界の音楽は違った方向に向かっていたのかも――と思う。



今年に入ってから、自分で作ってるのはメロディのしっかりある曲が多いけど、
こういうカオスな音楽も、作りたいよなぁ。