あなたの「生き道」を高みへ
鑑定歴35年
「日常生活とは神事(カミゴト)」
あなたの人生の相談役
鑑定師の河村ジュンです(*^^*)
こんにちは
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初めての方も、よろしくお願いいたします
【会社経営・企業再生について】創業者と二代目社長の徹底的な違いとは?
「創業者が一代で築いた会社を二代目が潰す」
ということはよく言われること
その場合、
後を継いだ二代目がなんにもできない(未熟な)ボンボン、お嬢チャンだったから・・
と、腐す話もありますが、そう決めつけるものでもないだろうと私は思います。
事業承継については、世の中にたくさんのケースや意見が挙げられてますから、今日は私の経験上から感じたことをお話しさせていただきますね
まず、創業者(初代・一代目)というのは、非常にアグレッシブな一面をもった人が多い。
消極的で内気で・・というのはあまり聞いたことがありません。
むしろ前へ前へと進み出る力と、たとえ途中で挫けるようなことがあっても、七転び八起きのごとく挑戦的な姿勢を見せつけてくれる。
こう書くと、まるで創業者というのは「超」がつくほど前向きで、常に失敗を恐れない強靭な精神の持ち主なのか?と思われがちですが、実はそうではなく・・
中には、私のようにビビリな性格の人もいますし(笑)、ものすごく慎重な性格で石橋を叩いてもすぐ渡らないという人もいるかもしれません。
ただ、彼らに共通しているのは、
「勘働きが優れている」という点だと私は思うのです。
もちろん、これは私の勝手な独断と偏見の意見なので、万事正しいとは言い切れませんが、少なくとも私にはそう感じるのであります
カンはカンでも、
同じ発音の似たものに「感」というのがありますが、これは「勘」とはまったく意味が違います。
「感」は、「ものごとの刺激で心が動いたり、心に響いたりすること」であるのに対し、
「勘」は、「心で感じるだけではなく、ものごとの内容や良し悪しを瞬時に判断すること」という意味があるのです。
つまり、「心で理解するのか(感)」「脳にまで指令が達するのか(勘)」という違いがある
創業者というのは、この「勘」がよく働くため、ビジネスチャンスを掴む機会に恵まれるというわけです
変な話ですが、
私は起業家だった頃、事業計画書というのを作ったことなく、作ったとしても何度も変更可能なものばかりな上に、机の前でジッとしているよりは行動しながら計画を練っていく感じでしたからねぇ・・
あまりよくないことかもしれませんが、朝令暮改も当たり前だったり・・(汗)
あと、私の場合、起業はゼロスタートでしたから、お金もコネも何にもありませんでしたが、それが余計に「勘」の磨き砂になったのだと思います。
結局、「勘」が働かないと、せっかく目の前にビジネスチャンスがやって来ても、それがチャンスではなくリスクに感じてしまい、結局、逃してしまうのです
こういうことは創業者はやりませんね。
でも二代目はやってしまう。
冒頭に書いたとおり、
「創業者が一代で築いた会社を二代目が潰す」というのが、事実としてあるとすれば、その大半の理由が「勘」であろうかと私は考えます。
実際、そういうケースを自分の経験上でも、お客様の会社でも目にすることがありましたから
創業者としても後を継ぐ二代目を育成するために、いろいろ手を尽くして修業させようとしますが、その内容が片手落ちばかりでかえって逆効果というのが結構見受けられます。
たとえば、
財務会計(数字)が読めるようになればと銀行に勤めさせるとか、知人の会社に入らせて奉公させてみるとか、とりあえず創業者のカバン持ちとして傍に置くとか・・
その他にも経営者たちが集まる会に送り込んだり、研修会に参加させたり、いろいろとやるわけですが、どれも肝心な「勘」を磨くには至らず、片手落ちのままで二代目を継ぐことになります。
そのため、私の知っている二代目の方々って、本当にガチガチにマジメな(カタブツ)なのが多く、その視野は驚くほど狭くて、とても「勘」が働く余裕なぞ無いという感じ
中には見ていて、気の毒だなぁと思う二代目の人もいますね。
それはどういう人かというと、
自分の未熟さをカバーするためにワザと強気な姿勢をしてみたり、あちこちと駆けずり回って何とか自分の存在価値を認めてもらおうと必死になったり、それはもう本当に一所懸命なんだけど、かえって見抜かれちゃってるよーみたいな・・
マジメで一所懸命なだけに思わず「そんなに無理しなくていいんだよ」と言ってあげたくなる
むろん、中には何を勘違いしているのわからないけど、横暴で威張り散らしているバカな二代目もたまに見かけますが、こんな輩はよっぽど親の育て方が悪かったのか、論外と言っていい
だけど、ほとんどの二代目社長は毎日マジメに社業に打ち込んでいらっしゃいます。
それこそ、創業者の築いた会社を無駄にしてはならぬと、重圧を背負いながらも日々汗して働くんですね。
それを十分わかった上で、本当に申し訳ないのですが・・
こういうマジメな二代目社長は、生まれ持っての「勘」が備わっている人でない限り、徹底的に鍛えないことには生きられない。生き残っていけないのです。
場合によっては会社を潰す可能性だって十分あり得るのです
何と言うのかな、
ガチガチにマジメですから社長業の要諦の第一番目に「現状維持」を置いてしまうのです。
ちなみに、「現状維持」は、経営の世界においては衰退を示します。
しかも無意識に置いている場合はもっと始末が悪くて、この場合は、会社に何か非常事態があったときは起死回生のチャンスすら逃してしまうかもしれません
そういう怖さを秘めている。
それが「勘」のあるかないかの分かれ道といっていいいのかもしれません。
では、その「勘」をどう鍛えたらいいのか?
これについては次のとおり。
大事なことなので、ハッキリ言わせていただきます
「二代目社長は、社業を行う際、絶対に創業者の顔色を気にしてはならない」
もっといえば、
「二代目自身が創業精神をもって事業にあたるべし」ということになります。
この創業精神を強く意識し、行動に取り入れていけば自ずと道は拓きます
ところが実際には、
創業者が築いた基盤・土台のうえに二代目は社長業を引き継いでしまうから、なかなか創業精神というのが理解できないし、どうしていいのかわからないでしょうね
だけどわからないまま放置すれば「勘」は決して磨かれません。
つまり、二代目が立派な社長として舵取りすることはできないということになります。
肝心なことは「勘」をよく働かせることなのです。
これだけは本当に確かなことであります
あとは二代目社長になる人が、どうやって「勘」を磨く機会を得られるか・・
すべてはそこに懸かっている
私は現在、お仕事を通して二代目社長向けに「勘」の働かせ方、磨き方などをお伝えしていますが、必要とされるものなので、なかなか手ごたえがあるなと思っているところです。
正直な話、
創業者でも二代目でも、経営にまっすぐ取り組めるマジメな方は全身全霊で応援したいです
なぜなら、そういうマジメな経営者がこれからの我が国を支えていく貴重な存在になるからです。
彼らは、まさに救世主といってもいい
我が国の中小企業よ、明るさと活気を取り戻して発展していこうではありませんか。
経済に真心があれば、世の中は明るくなる。私はそう信じてやみません。
本日は少し長くなりました
貴重なお時間の中、最後までご覧いただきまして、ありがとうございましたm(__)m
感謝と敬意を込めて
すめらみこといやさか
すめらぎいやさか
すめらみくにいやさか
【祖型鑑定】【天職鑑定】と言えば、河村ジュン
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