高齢者が健康寿命を延ばし、いつまでも自分らしく生活するためには、介護予防の理解が不可欠です。
介護予防とは、要介護状態や寝たきりの状態を防ぐことを指します。
要介護状態とは、食事、入浴、排泄など、日常生活の基本的な動作に介助が必要な状態のことです。
一人で着替えをできなくなる、トイレに行くのに誰かの助けが必要になるといった状態です。
寝たきりとは、病気や怪我などで起き上がれず、日常生活のほとんどをベッドの上で過ごす状態を指します。
介護予防は、これらの状態を避けるだけでなく、すでに要支援状態や軽度認知症の高齢者の症状悪化や進行を遅らせることも目的としています。
要支援状態とは、日常生活の一部に介助が必要な状態のことです。
一人で買い物に行くのが困難になる、家事の一部を手伝ってもらう必要が生じるような状態です。
認知症とは、脳の機能低下により、記憶力や判断力が衰える病気です。
もの忘れがひどくなったり、周りの状況が理解できなくなったりします。

介護予防は、高齢者の生活の質を高めるために重要です。
適度な運動、バランスの取れた食事、社会参加といった活動を通して、身体機能の維持・向上、生活習慣病の予防、認知機能の低下予防を図ります。
特に、認知症の予防には、計算問題を解いたり文章を書いたり、新しいことを学ぶことなどの脳を活性化させる活動が効果的です。
また、人とのコミュニケーションも認知症予防に効果的です。
積極的に地域活動に参加したり、友人や家族と会話を楽しんだりすることで、認知機能の低下を防げます。
介護予防は、高齢者本人だけでなく、家族や地域社会全体で取り組むべき課題です。

アセスメントをする際にはケアマネジャーからの情報が大事な参考資料となるため、ケアプランとフェイスシート、アセスメント表などのコピーをあらかじめ送ってもらいます。

ケアマネジャーのアセスメント表を入手すると、そのまま書き写したくなるかもしれませんが、デイサービスでは日常生活に沿った具体的なアセスメント表をつくることが必要です。

デイサービスの介護によって困難が解消されれば、自宅での生活も向上します。

生活相談員のアセスメント力が利用者の生活の質を向上させるカギとなります。


また、地域密着型の場合、通常規模や大型規模よりもきめ細やかな個別対応をすることで満足度を高め、定着率を挙げていくことが不可欠です。

それにはアセスメントを目的とした面談時だけでなく、日ごろの介護現場にもアセスメントの目を向ける必要があります。

そして、アセスメントは生活相談員の仕事ではありますが、小規模な地域密着型のデイサービスではスタッフ全員がアセスメントの意識をもって利用者と接することが大切です。

利用者が困っていることや悩んでいることを見つけ出し、満足のいく対応をすることが重要です。

さらに、在宅介護が困難になるような潜在的な困りごとにも目を向けていきます。

本人や家族が自尊心から語りたがらない困りごとや自覚していない困りごとが潜在的な困りごとであり、常に隠れた困りごとがあるというのを前提に言葉やしぐさ、人間関係などを観察することが重要です。

介護職員としてひとりひとりの利用者に対して最良の介護サービスを提供するには、QOLを重視して日々のサポートの方法を考えることが肝心です。

特に、高齢者の中でも重度の認知症の人や身体に障がいを抱えている人に適切な介護を行うためには、高度な介護技術が必要となることがあります。

そのため、介護現場に就職を希望するにあたり、面接を受ける前に介護業務のセミナーや研修会などに参加したり、自分が関心のある現場の見学の申込をしたりすることが大切です。

また、大学や専門学校などで介護について学んだことがない人は、新人研修を通じて先輩のスタッフにサポートを受けながら基本的な介護の業務を覚えられる職場を就職先に選びましょう。


介護現場において利用者のQOLを最大限に高めるには、日頃から生活相談員や看護師などと情報を共有して個々人の生活スタイルや身体動作について正確に把握をし、家族にも定期的にヒアリングすることが重要です。

なお、理学療法士や作業療法士などが配置されている介護施設では、それぞれの高齢者の希望に応じて機能訓練やリハビリが行われることもあり、QOLの向上に繋がる取り組みとして業界内で注目が集まっています。

ほかにも、スタッフと利用者とのコミュニケーションを活性化させるなら単に身体介護を行うだけでなく、週に数回のレクリエーションを行ったり、高齢者同士で趣味を楽しむためのサークルを結成してお互いに刺激を受ける環境づくりが大切です。

利用者のQOL向上に関わる仕事をしたいなら、こちらのサイトを見てみるのもおすすめです。