第4ターンではアメリカ軍のサイコロ運が最悪な状況でした。
勝利がドイツ軍に大きく傾いたこの戦況を覆す事が出来るでしょうか?
第5ターンが始まります。

【アメリカ軍戦闘フェイズ】
直接射撃、CC3のM10駆逐戦車2個小隊・M36駆逐戦車1個小隊・M25軽戦車1個小隊が目標BB5、工兵1個小隊を攻撃

戦力比計算
攻撃側アメリカ軍、M10駆逐戦車2個小隊火力14X2・M36駆逐戦車1個小隊火力15・M25軽戦車1個小隊火力11、総火力54、目標が非装甲なので火力1/2
で27
防御側ドイツ軍、工兵1個小隊防御力10
27:10→2:1(端数は防御側有利として切り捨て)
振られたサイ目は、6
戦闘結果は効果なし。

【アメリカ軍移動フェイズ】
移動なし。

【アメリカ軍近接突撃フェイズ】
レマゲン市街に突入した機械化歩兵3個小隊・工兵1個小隊がCC5の市街を守備する歩兵1個小隊・保安1個小隊・ハーフトラック1個小隊に対し近接突撃を行った。

戦力比計算
攻撃側アメリカ軍、機械化歩兵3個小隊火力4X3、工兵1個小隊火力1、総攻撃力13
防御側ドイツ軍、歩兵1個小隊・保安1個小隊・ハーフトラック1個小隊、地形が市街地なので装甲目標となる、総防御力17
13:17→1:2(端数は防御側有利として切り捨て)
工兵隊近接突撃攻撃に参加で戦闘結果テーブルを攻撃側有利にシフトし1:1
振られたサイ目は、3
地形効果でサイ目修正+1、近接突撃サイ目修正-2、計-1、結果は2となり、戦闘結果はDDとなりCC5のヘクス部隊は行動不能(裏返し)。



【ドイツ軍戦闘フェイズ】
直接射撃、81mm迫撃砲1個小隊・20mm対空機関砲1個小隊が丘の上から射撃、目標はCC3のM36戦車1個小隊

戦力比計算
攻撃側ドイツ軍、81mm迫撃砲1個小隊火力3・20mm対空機関砲1個小隊火力4、目標ヘクスが平地なので射撃する敵部隊を指定可能、総防御力7
防御側アメリカ軍、M36戦車1個小隊防御力6
7:6→1:1(端数は防御側有利として切り捨て)
振られたサイ目は、5
戦闘結果は効果なし。


【ドイツ軍移動フェイズ】
レマゲン鉄橋上の工兵1個小隊(BB5)がAA6へ移動。爆破は1~5で成功。サイコロは3。爆破成功!!




※※※ ゲーム終了 ※※※
この時点でアメリカ軍の勝利条件である「レマゲン鉄橋の確保」が阻止されドイツ軍の勝利でゲームが終了した。

戦場状況

[ドイツ軍]
ユーゲント隊の後方移動命令が実行される前にアメリカーナの猛攻が始まった!
前進させた臨時司令部である建物にも敵の突撃隊の攻撃を受ける。
司令部要員も自ら銃を取らなければ戦線を維持できない程である。
この様な戦況で市街戦区の味方部隊から最大の被害を出し戦闘不能なったと報告が入った。
市街地の維持が難しくなってきた。被害が大きくならない内に後退命令を出すべきか苦悩するばかりである。
レマゲン鉄橋への砲撃は奇跡的に最小限の被害であったようだ。
歴戦の工兵隊によって遂に作業を完了させる事が出来た。
「爆破準備完了!爆破!」フリーゼンハーン工兵大尉自らが起爆装置を操作した。

[アメリカ軍]
戦車隊の猛烈な砲撃と市街へ突入した歩兵隊、工兵隊の市街戦が展開された。
味方が1区画また1区画と橋に近づいている。
司令部では最前線の報告から「このまま押し切れるのでは無いか?」との声も聞こえ始めた時、
攻撃目標のレマゲン鉄橋から凄まじ轟音と共に爆煙が上がった!

「退避!退避!橋から離れろ!!」
アメリカ軍があと一歩のところでレマゲン鉄橋が大爆発。
もうもうたる爆煙が立ち上り、辺り一帯が見通せない程の状態になった。
「橋は、橋は無事か?!」
最前線で指揮をとっていたティンマーマン少尉が狙撃される危険を犯して身を乗り出した先には。
橋脚から大きくずれて落ちているレマゲン鉄橋が見えた。
「あと一歩だったのに・・・・」

そのころ、後方の司令部では
「なぜ最初から敵工兵隊に攻撃を集中しなかったのか?」
「我が軍の機械化歩兵の市街戦能力は決して低く無いのになぜ勝てなかったのか?」
「そもそも、砲兵の支援なしの戦闘は無謀だったのでは?」
と、どうでも良いことを言い争っている将校達が滑稽に思えてくる。