ふらふらと秋蝶さ迷ふオホーツク

季語(三秋)・秋の蝶

北海道の北には樺太が見えた。東には北方四島が見えるはずである。

望郷の念は断ち切られ、返還のめどさえ立たない。

ふらふらと彷徨うのは、北方で亡くなった人々の魂なのかもしれない。