メンタル的にやられてしまった人にはもっと自分を大切にして自分を労わりましょうと言いますよね。
自分は充分頑張ったと称え、自分を休ませてあげることが大切です。
このように自分の存在を自分自身で認めてあげることが自己肯定感の意味になります。
これが何故中々できないのか?
それは他人が評価する自分が本来の自分なんだと捉えてしまい、他人に認められない自分を自分自身も認めない傾向に陥ってしまうからです。
つまり自己肯定感の高さ=他人の評価の高さという図式が成立してしまうのです。
よって他人からの評価を得ることに必死になり過ぎて、自分を置き去りにしてしまうのです。
他人の評価はどんなに頑張っても自分の思い通りには行きませんし、他人の評価は十人十色で全く同じ評価をされることはありません。
そんなのは無理ですよね。
だから大抵の人はこの人だけには理解されたいと思って必死になります。
①このことに関して器用にうまく立ち回れる方に関しては会社等で出世していくタイプですし、ある程度満足した生き方ができると思います。
②それが中々うまくできない人は他人に認められることにこだわり過ぎて完全に自己を見失いますし、自分自身ですら自分を認められなくなります。
では、①、②の方ではどちらが幸せだと思いますか?
答えはどちらも不幸せです。
①の方は会社内ではある程度の地位まではいくでしょうが、地位が上がれば上がる程、多くの他人に認められなければならなくなります。一定の他人に認められることに注視していた方には日に日にしんどくなります。仮にそこを乗り越えて定年まで勤めあげたとしましょう。他人に認められ、他人から与えられた肩書がなくなった時のことを想像したら分かりますよね。
②に関しては詳しく述べるまでもなく、うつ病等の精神疾患に陥りやすいケースなので要注意です。
他人に自分の評価を求めることの無意味さと危うさは分かると思います。
他人の評価に惑わされず、自分のことは自分でしっかり見つめ直し自分を認めてあげること。
これが本来の自己肯定感です。
自己肯定感を中々持てない方は今の考えを180度見直すことをお薦めします。
では、自分を大切に良い週末を!