今こそ「普通じゃない」の呪縛を解く☺~その3~ | Natural Healing 陽&月

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『陰と陽』どちらの私もやさしく抱きしめて、明日はもっと愛せるように

Natural Healing 陽&月(ひづき)は
自然や植物、香りから心と身体を癒していくサロンです

こんにちは。

『Natural Healing 陽&月』のKAORIです☺

 

 

さあ、さっそく続きにまいります~!

 

 

 

 

 

 

 

小2~3くらいで気づいた、両足の小さな薬指は

足の成長と共に、あっという間に目立つようになった。

 

 

スイミングでも

ふと足元に目線が落ちている人がいると

自分の小さな薬指を見ているんじゃないかと

ヒヤヒヤしながら、指を隠した。

 

小さな薬指を隠すよう

他の指を薬指と同じくらいに丸めるのである。

 

力を入れてぎゅっと足の指を丸めても

しっかり隠せるわけでもないし、それはそれで不自然で

きっと結局バレていたし、目立っていたと思う。

 

そんなの分かってた。

 

そんな気休めでも、隠したかったのである。

 

 

 

 

それは、徐々に感じるようになった好奇な視線。

 

口をポカンと開けて

じっと見られる視線が、しんどかった。

 

むしろ面と向かって

何か言われた方が楽だったかもしれない。

 

 

特に私に何も言うことなく

わたしの足の薬指と顔を行き来する視線に

なんとなく居心地が悪くなった。

 

わたしには何も言わないくせに

足元を見ながらひそひそ誰かと話す声が

こっそり「あれ見て」と指をさすしぐさが

 

すごく悔しかった。悲しかった。

 

 

 

 

ちょっとだけ。

 

足の薬指なんて

誰だって、本当に小さいものなのに。

 

たったちょっとだけ。

 

ちょっとだけ・・・人と違うだけ。

 

 

 

なのに、なんでこんな風に

人にじろじろ見られなきゃいけない。

 

形が違うだけで

あなたと何も変わらないのに

 

なんで笑われなきゃいけない。

 

 

なんで。なんで。なんで。

 

 

でも、言えなかった。

 

わたしに何か、言ってきたわけじゃない。

 

それなのに、何も言えるわけない。

 

ただただ、悔しさを飲み込むしかなかった。

 

 

 

 

 

それから、なにかにつけ

スイミングを休みたがるようになった。

 

 

「かおりがやりたいって言ったんだから」と言われれば

なかなか辞めるに、辞められず。

 

水泳よりも、身体を隠すことばかり

気にしていたのだから、一向に水泳も上達せず。

 

いつの間にかスイミングは

わたしを苦しめる時間と化していった。

 

 

 

それでも、毎週土曜日

 

同じスイミングのクラスで仲良くしていた数人は

わたしの薬指のことには何も触れないで仲良くしてくれて

とても安心していたのだ。

 

 

 

 

 

 

そんな、ある日のこと。

 

学校の行事か何かで

いつも通り、土曜日にスイミングに行けなかった私は

振替で別の曜日のクラスに出席することになった。

 

 

別の曜日だと

わたしの薬指を見慣れていない人も多いだろうし

いやだなぁ。

 

でも、いつも土曜日で一緒の仲良くしている子が

ひとり、一緒に出席するから、まだましだよね。

 

 

 

そう思ってクラスに出席すると

いつも土曜日で仲良くしている子の他に

 

以前、土曜日のクラスに振替で出席していて

仲良くなった女の子がいた。

 

この子はもともと、この曜日のクラスだったんだ!

と、その時に初めて知った。

 

 

 

目鼻立ちがくっきりとしていて、細身という

わたしとは正反対な女の子だった。

 

何の変哲もない水着なのに、顔立ちなのか、佇まいなのか

どこか華があって、少女漫画に出てきそうな美人。

 

 

目は細め、鼻は低く小さめ

のっぺりした顔立ちに、ぽっちゃり体型のわたしが

憧れてしまうような、きらきらした子だった。

 

けれど、そんな容姿など関係なく

他の子とも分け隔てなくフレンドリーに接してくれる

さっぱりした雰囲気にとても好感を持っていた。

 

だから単純に、そんな彼女と泳ぐことが

とてもうれしくなったのだった☺

 

 

 

~つづく~

 

 

 

 

昔は泳ぐのが大好きで

夏に行くプールや、たまに行く海が

楽しみで、嬉しくてたまりませんでした☺

 

 

今はというと、スイミングの苦い思い出なのか

水回りに関して潔癖症になったせいなのか

全然行きたいと思わくなってしまったんだけど☺

 

 

純粋に「大好き」に邁進していた、あの頃。

 

水回りの綺麗さとか

人に体型をどう見られるかとか

そんないろんなことを何も気にせず

 

大好きな気持ちだけで、行動できたあの頃。

 

今は恋しくてたまらないなぁ。

 

 

 

 

 

それでは、続きも

とうご期待!

 

 

 

今日もみなさまに

たくさんのしあわせが届きますように☺

 

 

 

KAORI☺