こんにちは。
『Natural Healing 陽&月』のKAORIです☺
~昨日までのあらすじ~
短大2年生の夏休み
重い腰を上げて就活を始めたわたしは
市役所、下着メーカーなどの就職試験を受けるも
ことごとくアホをぶちかます日々だった。
そんなわたしも少しずつ就活に対しての本気度が増し
はじめて「入りたい」と思った会社の個人面接に進む。
面接前に必ずしなくてはならない
職場見学に行くことができなかった失態を
素直に面接官に謝り、無事に入社したい想いを伝え
面接を終えることができたのであった。
さあ、面接の結果はいかに・・・!
しばらくして、面接の結果がメールで送られてきた。
「選考が通りました」
まじかーーーーーーーー!!!!!
そう、わたしは
職場見学に行けなかったという失態をしながらも
なんと最終選考まで進んだのである。
まさか、ここまで来られるとは・・・!
自分でもびっくりで
あまりにびっくりしてしばし放心。
そして、安堵で涙が出るくらい喜んだのだった☺
とはいえ、最終選考って初めてなんだけど
どうするんだ? 大丈夫か?
*
そんな忘れかけていた時に
もうひとつ通知が来た。
そう、忘れかけていた電気機器の会社の
エントリーが通ったのである。
嬉しいよね。
でも、また問題があったのだ。
日程が、まさかのコンサートと
ドン被りだったのである。
(つまり就活中にも関わらず、コンサートを申し込んでいたのだ☺)
言い訳をさせてもらうと
コンサートはだいぶ前から申し込んでいたのである。
まさか、就職試験と被るとは思わなかったのだ。
(そういうことを見越して予定を空けておくものだよ)
それに、コンサートを諦められない理由があった。
席が5列目だったのだ!!!
そしたら
もう行くしかないじゃん!!!
わかってるよー。
就活の方が人生がかかってるって、わかってるよー。
でも、5列目が当たるのもさ
一生に何度もあることでもない、奇跡なのよ。
もうっ、絶対行きたい!!!
譲れない思いが、そこに在った。
*
結局、わたしは就職試験を受けた。
けれども。
コンサートにも行くことにした。
就職試験が終わり次第
新幹線に乗ればギリギリで間に合うかもしれない。
就職試験前日、わたしは試験そっちのけで
地元からコンサート会場までの経路、時間を調べ尽くした。
そして出た答えは・・・
〇時までに新幹線に乗れれば
ギリギリでコンサートに間に合う!
母に試験が終わり次第、迎えに来てもらい
そこから駅まで送ってもらうように頼み込んだ。
そう、この時点で私の意識は
コンサート5列目 > 就職試験
になっていたのだった。
*
そして試験当日
集まったのは私を含め女性5人ほど。
なんやかんや、今まで大勢での試験がほとんどだったので
少人数でのあつまりは変に緊張してしまった。
面接はひとりひとりの個人面接だったのだが
とても小さな会議室だったからか
面接官がとても近く感じて、余計緊張が増す。
志望動機や主要な質問は
ちゃんと用意していた言葉を、すらすら言えたんだけども
自分でも言いながら「これは用意していた言葉だな」と
思うくらい、ほとんど気持ちが込められなかった。
自分がほんとうに入りたい会社の面接を
受けた後だったからだろうか。
市役所や下着会社のような失敗はしなかったのに
いまいち手ごたえを感じなかった。
面接官のおじさんたちも「ふーん」と聞いている感じで
あまり興味を持たれることもなく、あっさり面接は終わった。
・
面接が終わると、ロビーで女性社員の方が
入社後の仕事の説明をしてくれた。
そして、聞いてぶったまげた。
わたしは事務職だと思って受けていたこの会社
なんと営業職のお仕事だったらしい。(ちゃんと確認しろ)
全国津々浦々
様々な場所に行ってお仕事をするとのこと。
そして引っ込み思案であり
人見知り大爆発中だったわたしには難しそうな業務内容。
そりゃ、わたしの自己アピールを聴いて
面接官のおじさまたちピンときてなかったわけだよ。
むしろ、受かったら困る。
内心、冷や汗をたらたら流しながらも
にこやかにお姉さま方と話を聞いて、試験は終わった。
そしてそそくさと
母との待ち合わせ場所に向かったのであった。
*
いそいで車に乗り込むと
新幹線の時間まで割とギリギリの時間。
忙しかったからか、自分で着替えを用意できなくて
母が車に用意してくれていた服に車内で着替えるも
なんだかそれがちょっとダサい組み合わせ☺
とはいえ、ここまでいろいろ手を尽くしてくれた以上
文句なんて言えない。(そもそもちゃんと自分で用意しときなよ)
もぞもぞ着替えて、なんとか駅に滑り込み
無事にギリギリの新幹線に乗れたのだった。
「まさか、面接官のおじさまたちも
就職試験が終わってすぐにコンサートに向かってるなんて
思ってないだろうな~」なんて、のんきに思いながら
新幹線の中で、ホッとした。
コンサート会場に着くと
先に現地に着いていた姉と無事に合流できた。
「試験大丈夫だった? 意外と余裕で着いたね」と姉。
「ああ、落ちたと思うけど・・・
コンサート間に合ってよかった!☺」
それが本心だった。
そしておかげさまで、大好きな坂本真綾さんの
ミツバチのコンサートに5列目で参加できた。
こんなに近くで真綾ちゃんを見られるのは
初めてで、感動がどっと押し寄せる。
そして、ふと思いがよぎった。
「真綾ちゃん・・・
こんな不真面目な就活生でごめんね」
次の最終選考の試験は
もっと真剣に臨もうと、胸に誓ったのだった。
*
ああ、振り返れば振り返るほど
ボロボロ出てくる、アホな就活生だった思い出。
目を覆いたくなるような過去に
ちゃんと10年後、逃げずに向き合って
恥を忍んで懺悔するわたしを、誰か褒めてください☺
20歳とはいえ、当時のわたしは
まだまだ紛れもなく子どもでした。
今は18歳で成人なんだもんな。
すごいなって、単純に思う。
わたしが18歳の時とは
全然意識が違うんだろうなと思うと尊敬するし
若い子たちの方がたまに精神的に大人に見えるのなぜだろう。
わたしが精神的に子ども過ぎるのだろうか。
そんなわたくし、数年前に仕事の関係で
たまたま某超有名占い師さんに占ってもらえたことがあり
その時に行ってもらったのが
「テンションは16歳、頭脳は60歳」。
本当だろうか。逆ではなくて。
そんな永遠の疑問が生まれたところで
今日はここまで☺
また気になったら、次も読みにいらしてください☺
今日もみなさまに
たくさんのしあわせが届きますように☺
KAORI☺
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