こんにちは。日本茶アドバイザーのひじき茶々です❀.(*´▽`*)❀.
今回は、私が今までの人生で衝撃を受けたお茶をご紹介します🍵💥
八女伝統本玉露
八女伝統本玉露とは?

そもそも玉露とはなにか?
そもそもの話、玉露ってなんだろうと思いませんか?
玉露の作られる工程の特徴としては、お茶の葉が育てられる期間の間の一定期間(新芽が育つ期間)覆いをかけていくというものがあります。
この覆いをすることで、「覆い香」と呼ばれる特有の青海苔のような香りを発します。
一般的には、この覆いは、化学繊維資材を使うことが多いようです。
農林水産省が出している「お茶をめぐる情勢」(令和6年版)で、玉露は全国のお茶の生産量の中で全体の0.8%と、生産量が多くなく、また手間隙かかることから貴重なお茶となっています。
(煎茶は全体生産量の51.4%)
玉露の味わいの特徴としては、煎茶などの一般的に流通している緑茶とまるきり異なります。
私の実感で話すと、濃厚な旨みや甘みが口の中に一気に広がることで、頭をガツンと殴られたかのような衝撃があります。
そのくらいの旨み甘みが強く、日常使いの煎茶とは違い、志向の1杯となります。
言い換えるなら、マニアの域。
ごくごくと飲むよりは、舌の上で転がすように1口1口味わいように体感するということが飲み方の特徴です。
私は、日本酒に近いかな?と飲む度に思います。ビールのようにごくごく🍻(゚∀゚ ):∴プハーッとはいかず、日本酒のようなちみりちみりと飲んでいく、味わっていくような大人な味わいです🍶

八女伝統本玉露は玉露の中でも特別。
八女伝統本玉露は、そんな玉露のなかでも特別な一品とされています。
その一つの理由が、その土地(八女市およびその周辺市町)の特徴と、製造工程の手間暇の多さだと言えます。
一般的な玉露との違いは、収穫する面の形や、被覆(覆い)の違いです。
八女伝統本玉露と一般的な玉露の違い
収穫面
一般的な玉露▶弧状仕立て
八女伝統本玉露▶自然仕立て
弧状仕立ての利点(メリット)は、摘採機で効率的に多くの量が収穫できることです。
※機械摘みだからといって、雑に摘むかといえばそうでは無いです。新芽なので、機械と言えど慎重な動作が必要になります。
自然仕立ての利点(メリット)は、自然の状態で芽を伸ばすことで、茶葉全体に栄養がいきわたることで、その茶葉は鮮やかでツヤのある緑色になります。
被覆する時の資材の違い
一般的な玉露▶化学繊維を使った資材
安価で長持ちして、取り扱いもしやすいメリットがあります。
八女伝統本玉露▶藁や葦などを粗く編んだ天然資材「すまき」を使います。
煎茶などの緑茶でさえ、手間ひまがかかる作物ですが、玉露はそのうえに被覆の作業や、一年に一度しか収穫しない特徴があります。
※煎茶は、地域によって、番茶として二番茶、三番茶のお茶をつむ場合があります
なぜ「すまき」を使うのか?
なぜ「すまき」と呼ばれる藁などを粗く編んだ天然資材を使うのか?
藁の特徴にあります!
藁には新芽の呼吸を感じとり、温度や湿度を調整する役割を果たすことが知られているからです。
さらにこの地域(八女市および八女市周辺市町)には、稲作・麦作が盛んなことから資材の原料となる「藁」の供給体制が整っていること、天然資材の編み手や製造機械が残っているからこそ伝統的な「すまき」を使用する被覆方法を守ることができます。
この「すまき」を編む機械は、全国どこを探してもなく、この地域にしか残っていないようです。
八女伝統本玉露の味わい
八女伝統本玉露の味わいとほかの玉露との違いについて
一般的な玉露▶濃厚な旨み、甘み。苦味はほんのり
八女伝統本玉露▶濃厚な旨みとまろやかなコク、苦味はあまり感じない
個人的な感想ですが、一般的な玉露についてお話すると、玉露の中でも個性があります。
(玉露の経験が少ないこともありますが……)
私が飲んだなかでの経験からすると、濃厚な、クラっとなるほどの旨み(鰹だしのような旨み)を感じます。飲んだあと、衝撃過ぎてポケーっとしちゃいます。
八女伝統本玉露にも、もちろん濃厚なうまみを感じますが、そこにまろやかなコクが加わることで、飲んでてどこか優しいんですよ!飲んでて疲れにくい感じがあります。
簡単に言っちゃうと、玉露のなかでも飲みやすさがある気がします。
まとめ
今回は、私が衝撃を受けた玉露、八女伝統本玉露についてお話していきました。
いかがでしたでしょうか?❀.(*´▽`*)❀.
面白くて楽しくて私はワクワクしましたw
八女伝統本玉露、もちろん玉露のなかでも生産量は極めて少なくて貴重なお茶ですが、一度は飲んで見てほしいです。人生が変わってしまう気がします(¯ᵕ¯)ニヤ
