こんにちはクローバー

お茶飲んでいますか?


 


お茶オタクで、日本茶の魔法を信じているひじき茶々です。

 

今回はお久しぶりの【急須】についてのお話しです。

 

日本茶の謎ふしぎ・宝瓶ってなあに?

 

意外と知らない日本茶の急須たち。その中でも特にマニアック?な急須について話していきますね!

 

皆さんは「宝瓶」って知っていますか?

 

答えはもう出てるけど、「宝の瓶」と書いて「ほうひん」と読みます。

 

こちらは取っ手・持ち手がない急須のことを指しています。

 

持ち手がないってどんなもの?という方もいると思うので、私が持っている急須で比較しますね。

 

取っ手が付いている急須はこちら下矢印下矢印下矢印

 

お茶も一緒に写していますが、急須に注目してください( ´艸`)

 

持ち手の部分がありますよね。この持ち手が宝瓶には「無い」んです。

 

 



 

 

こちらの宝瓶には、金属製の茶こし(網)もありません

 

なぜかというと?

 

ぬるめのお湯で、じっくりまったりといただくお茶だから。です

 

取っ手がないということは、熱いお湯が使えないということです。

 

反対に言えば、ぬるいお湯なら手で持っても火傷の心配がなく、淹れられるということです。

 

宝瓶の素材にもよりますが、だいたいは陶器だと思います。

そして、宝瓶の本領発揮ポイントはぬるめのお湯。

 

ぬるめのお湯で淹れておいしいお茶とはなんなのか。

 

日本茶の本領発揮のポイントでもあり、日本茶の魅力の1つでもある「UMAMI」です

 

旨味が濃く、濃厚さを味わえる逸品と言えば、日本茶の中でも「玉露」とされています。

 

ぬるめのお湯、たっぷりの茶葉、そして少しの湯量……

 

玉露を淹れることに向いている急須・宝瓶。

 

そのほかには高級煎茶(千円以上のもの)がおすすめです

お茶の種類で言えば浅蒸し煎茶・普通蒸し煎茶などがおいしくいただけます。

 

注意してほしいのが、深蒸し煎茶です。

こちらは「深蒸し」他には「特蒸し」などの名称があります。

こちらは製造工程の蒸し時間が浅蒸しや普通蒸し煎茶(いわゆる煎茶)よりも長く蒸されます。蒸し時間が長くなることで、お茶の鮮やかな色と濃厚な味わいが楽しめます。

 

こちらは普通の急須(横手型の急須)で淹れる分には、良いのですが宝瓶となると少し話が変わってきます。

 

宝瓶は、金属製の茶こしがなく(細かい茶葉を受け止められない)、本来は玉露などのお茶がほどけてじっくり開くようなお茶に向いています

 

その点、深蒸し煎茶は茶葉が細かくなっていること

そして、深蒸し煎茶の特徴として「少し熱め」のお湯でさっさっと淹れることという特徴があります。

 

茶葉が細かいのはほかの茶こしなどを使って、工夫すればいいものでもあるので、完全に不向きというわけでもありません。

(ただちょっとめんどくさいかも……)

 

 

少し話をそれましたが、

宝瓶は、淹れることに少しコツがいります。

 

取っ手がないので、手が大きい人は急須全体を覆うように持ってもいいし、手が小さい人は、両手で淹れるのも1つです。

 

まったり時間にもってこい!な宝瓶。

 

慣れてくるとすいすい淹れられますよニコニコ笑い

 

宝瓶で入れるお茶は、いわゆる日本酒やウイスキーのロックのようなイメージが湧きます。🍶🥃


たっぷりのお茶でごくごく飲む、喉を潤すというよりは、少しずつ口の中で長く味わうような、余韻まで美味しい良い1杯を味わえます( *´꒳`*)


日本茶にハマり始めたらようこそ!したいです( *´꒳`*)



それでは*˙︶˙*)ノ"