青天を衝けで草彅剛が好演している一橋慶喜。
神君家康公の再来とも言われ、徳川期待の星として史上でも物語の中でも活躍した人物です。
しかし、血統的には徳川将軍家より皇室に近い人です。
徳川家康(江戸幕府開祖)
徳川頼房(初代水戸藩主)
松平頼重(初代高松藩主)
松平頼侯(高松藩士)
松平頼豊(第3代高松藩主)
徳川宗堯(第4代水戸藩主)
徳川宗翰(第5代水戸藩主)
徳川治保(第6代水戸藩主)
徳川治紀(第7代水戸藩主)
徳川斉昭(第9代水戸藩主)
徳川慶喜(第15代江戸幕府将軍、公爵、貴族院議員)
先祖を将軍まで遡るには、初代家康まで戻らなければなりません。
高祖父の高祖父の高祖父の祖父でやっと繋がります。
途中、大名でも旗本でもない藩士(陪臣)も挟みます。
女系を含めても直近は2代秀忠と、遠い存在です。
しかし、皇室はもっと近いのです。
霊元天皇(第112代天皇)
有栖川宮職仁親王(第5代有栖川宮当主)
有栖川宮織仁親王(第6代有栖川宮当主)
有栖川宮吉子女王(徳川斉昭正室)
徳川慶喜(第15代江戸幕府将軍、公爵、貴族院議員)
母親が皇族であり、高祖父は天皇です。
内心、徳川家より皇室の方に親近感を持っていたのではないでしょうか。
しかし、12代将軍徳川家慶によって御三卿一橋家(家慶の父の生家)の当主に据えられるなど、徳川将軍家にも厚遇されています。
将軍家というより家慶個人に厚遇されていたのでしょうが、それでも、その恩義で徳川のために働いたのではないかと思えるのです。