概況説明。
今月に入ってから、当ブログでお示ししてきた日本列島とその周辺域の地殻変動に関する基本概況です。

今月初めに入ってから、高知大可視画像、NASA衛星画像で朝鮮半島~ロシア東沿岸域で地殻変動の反映と見られる微細粒雲の沸騰状況が広範囲かつ継続して見られています。
(画像矢印①、④)
(矢印②、③は今回の予兆。後述)
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すでに繰り返し述べてきたようにこれは当該域での発震を伴う事がないものの、日本列島周辺域に向かってのEU-Pの東進を含む影響の活発な進行を意味しています。
当ブログで、主に今月来お示ししてきた諸前兆はいずれもこうした背景・状況によってもたらされてきているものと考えています。
パターンとして見ると、その影響により
まず中央構造線・南西諸島での連発。(=房総~道南東沖での拡大発震を引き起こす「てこばね」発動開始)
続いて三宅島・小笠原海域~能登~道西での深深度の発震。(「てこばね」の支点への荷重
そして房総~道南東沖での拡大発震となります。当面これが1サイクルとなります。
以下、気象庁データから抽出。
13日05時33分頃    淡路島付近    M6.0    震度6弱
17日15時50分頃    石垣島北西沖    M5.7    震度1
17日17時57分頃    三宅島近海    M6.2    震度5強
17日21時03分頃    宮城県沖    M5.8    震度5弱
17日22時33分頃    釧路沖    M4.0         震度2

本日上弦月を挟んでの連発ですが、こうした背景からして「終息」と言う事は出来ないでしょう。
繰り返し述べますが、本邦において一刻も早く行徳方式観測施設を全国に整備し、正確な地震予知を進める事が焦眉の急です。