ひとはどこからきて


どこへ向かっているのか


生きていることの意味は


ひとが存在する理由は


筆者はダーゥィンの進化論には


そういえ考えもあるな


という程度しか


評価していません


それはサルがいつまでもサルであり続けている


現状があるからです


サルから進化したというのは 妄想で


実は


ある時期にどこからかやってきたのだ


という方が理屈に合っているからです


他の動物も確かに進化ししてきましたが


人のように知性を獲得するには


至っていません


千年樹を訪ねるのは


別にパワーを求めているとか


ご利益を求めているわけではなく


千年樹の持つ壮大な時の物語に


思いをいたすことが 目的なのです


人が惧れを抱いて 崇拝する古木が


いったい時間の流れの中で


何を見て来たのか


そのことに興味があるからです


長い時の中で人と古木とのかかわり


樹木自身の思い


人の祈り


そういった時の物語を


感じてみたい


それだけです


だから あまりにもあっけらかんと


千年樹がそこに明るく 存在することに


妙に違和感を持ってしまいます


やはり静謐さの中で浄化されるような


空気感を


うちは求めているのかもしれません。


前置きが長くなりました♪


では千年樹シリーズの第17回を 書き始めます♡


出島の椎


   DATE 所在地  茨城県霞ヶ浦市下軽部289 長福寺

        アクセス 車の場合 常磐自動車道土浦北インター下車

               国道6号バイパスを水戸方面に走り中貫信号

               を右折霞ヶ浦大橋を目標に約20分

               公共交通機関だと JR常磐線土浦駅下車

               玉造方面のバスで北中入り口下車徒歩20分

       出島の椎 ブナ科椎属の常緑高木で日本にはスダジイと     

              ツブラジイの二種があり この椎はスダジイと

              思われる。

              樹齢約700年 幹回り7メートル樹高15メートル

              だが途中で太い枝や幹を切り取った跡が残って

              いるので本来ならばたぶん20メートル以上は

              有ったような気がする。

本文   案内看板にある通り お寺は 無い?

度重なる火災で焼失したままで 建物は集会所のような平屋

     の建物があるだけで 本堂も庫裏も鐘楼のない。

     残っているのは 山門と宝塔が一基だけそれと出島の椎があ

     るのみ・・・まるで農家の風景のような印象を受けた。

     ここに来る道も農道並みで狭くて車がやっと通れる細さ。

     車を止めるスペースさえなくて 道路の隅に何とか止めた。

     無論無住持のお寺だろう(^_^;)


     それはともかく 狭いスペースを出島の椎を石垣が取り囲んで 

     いる。

     そして衝撃的だったのは木の周りをおびただしい 石仏が

     囲んでいる光景だった。


     過っては本堂の間口が18間もあったという…大伽藍が

     存在したらしいが 今は見る影もない。

     このおびただしい 石仏を寄進した ご先祖さんたちは

     どんな思いで過去から現在を見つめているのだろう。

    無念の思いをしているのでは 無いだろうか。

    そんなことを感じてしまった。


     気を取り直して 出島の大椎の樹を見つめると

     まあ そう気を張らなくてもいいよ…という声が聞こえたような

     思いにとらわれた。

     周りを民家の畑に取り囲まれて 椎の樹は それでも幸せそう

     に立っていた。


     建物や施設がなくったって ボクはこうして立派に生きている 

     よとでも言いたげに 風で樹の葉が揺れていた。


    そうだよね・・・現在(いま)を元気に生きていれば

     他のことは些末なことだもの…これからも元気で長生きして

    人の営みを見守ってくださいね・・・とあいさつして 帰路につい

     た。

    少しばかりその幸せを分けてもらったような気がする

    今回の千年樹の旅でした♪


また近いうちに千年樹を訪ねる旅に出たいと思います・・・2013.9.29花村美春




では画像をアップして 今回のレポートを閉めます(*^。^*)いつも読んでくれてありがとう♡



花村 美春のブログ-霞ヶ浦市の出島の椎
長福寺の山門
花村 美春のブログ
庫裏らしきものを見る…正面から。
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大椎の由来 看板。
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一基だけ残った宝塔。
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出島の椎の全形…太い丸太で支えられている。
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正面入り口から見た大椎 幹が途中からない(^_^;)
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左横から見る。
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おびただしい石仏
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石仏が見守っている。
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こちらも同じく石仏。
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右横手から見る…枝がすごい太さ。
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真裏から見た幹 凄いごつごつ感。
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左後ろから見た幹。
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枝に寄生植物が・・・生えている。
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右横から見た幹。
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彼岸花が花を添えている。
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なすび発見(笑)
花村 美春のブログ 霞ヶ浦大橋。
花村 美春のブログ
霞ヶ浦から筑波山遠望


いつも思うのは 満たされたという充足感と 自分の小ささ…今回も感じた 思い。


ではまた 次回をお楽しみに・・・花村 美春 でした♪


おやすみなさい☆

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