もし 人類が この世にいなかったら
地球は 少し安心なのかもしれない
生きるために
子孫を残すために
動物も植物も
微生物でさえ
懸命に動いている
食物連鎖という
弱肉強食の
世界は
厳しい
それでも
自分の器に合わせて
みんな生きている
人類はどうだろう
必要以上に
地球という母なる星から
あまりにも
搾取しすぎていないか
もっと
もっと
もっと
よくは際限もない
人類だけが
連鎖の輪の中から
飛び出してしまった・・・
その挙句の
環境破壊であり
資源枯渇であり
自分だけがいい思いをすればいいという
勝手な生き方が
まかり通るようになってしまった
富が富を生み
貧しさは さらに貧しを産む
金だけが総ての世の中
こんな人類に 未来はあるのだろうか?
地球は 内心 苦々しく思っているに違いない
地球も一つの限りある星のひとつ
人類のやりたい放題に
いつまでも 目をつぶっているはずはない
なんといったって この星は 巨大な一つの知性の塊
人類だけが文化と知性を持っている
なんて
思い上がりも いい加減にしなさいと
いう声が 聞こえてきそうだ
地球からすべてのものを仮に使わせてもらっているだけの
存在が 人類…感謝を忘れた心には
未来は 存在しない・・・
コノツキトオナジ
チイサナ ホシノヒトツニスギナイ マシテ ジンルイハ
カタルニ
アタイシナイ


