言葉は
一人歩きをする
書き手が
文にした途端
書き手から
離れて
読む人のものになる
言葉は怖い
言葉は優しい
けれど
書き手の意向と
読む人の
とらえ方とは
別のものだ
愛情をこめて書いた
書き手の言葉が
書き手の意向に反して
読む人の心を
傷つけることもある
書き手は
そういうアクシデントも
考慮して
書いているつもりでも
読む人を不快にさせることが
往々にして
ありうる
だから
書き手は
そのことも責任を取らなければならない
こうしてポエムを書いていても
そのことが
頭から離れない
深刻に考えることは
無いのかもしれないけれど
作者の世界観が価値観が
人によって違いがあるのは
むしろ個性で
好ましいことなんだけど
同じ価値観を
読む人に求めることはしない
垂れ流しと
批判されることは
覚悟の上で
書き手は
言葉を
発する
己の心の
命ずるままに・・・
でも本当は
みんなの心へ
「ほっこり」を届けたい
暖かい気持ちに
読む人が
なってくれれば
それが無上の喜びになる
一輪の梅の花のように・・・