龍は笑いながら

未来に話しかけた

それも言葉じゃなくて

頭の中に直接だ

未来の頭の中で

龍の話がガンガン響き

未来は頭が痛くなりそうだった

おお
悪いなもう少し小さな声で


おかしそうに軽く頭を下げて

詫びた

未来よ俺はもともとは

お前と同じこのしまの

人間だったが

今はこの通り

龍になった

お前たちを

守るために

地球に帰ってきた

これからも

お前たちを

見守っているぞ

そう言って脚に

掴んでいたモノを

未来の足元に投げて寄越した

見るとカジキだった

2m位はある

龍はそれを持ち帰ると良い

何か困ったらここに来ると良い

俺はすぐ現れるよ

そう言って海に飛び込んで消えた

未来は

まだ頭が少しボンヤリしていたが

重いカジキにつるを掛けて

ウンウンいいながら

もときた道を戻り始めた


今日はこの辺で


次回は未来が帰る

集団の話を書きます

おたのしみに・・・


スマホはブログが書きにくいなあ(笑)