さて…どこまで書きましたかね (*^_^*)
そうそう パパが原発のことを 話していたのですね♪
心配そうに見つめる 太郎ちゃんを 笑いながら見て
太郎 だいじょうぶ この国は めったなことで 沈没したりはしないよ
今は 厳しい状況だけど きっと 立ち直るさ そう 言いました。
人間が コントロールするには 原発はデリケートな 発電システムで
こんなに震災が 多い国には 合わないよ・・・だから いずれは 無くさなくちゃ
ならないんだ。
多小 国民の生活の質が 落ちても 新しいエネルギーシステムに
転換しなければね♪
今 この国は 新しい時代を目指して 変わっていくことが 必要だと思う。
こんな 危険なものを とりいれたわれわれ 大人たちが 責任を持って
太郎たち子供に 引き継いで行かないとね。
そこで 一息つくと パパは 太郎ちゃんに 太郎少し難しかったかな
と 聞きました。
うん 難しいことは 判らないけど 原発は 無くさなくちゃ ならないんだね。
ボクにも出来ることあるかなぁー?
と パパに言うと パパは そうだな 今はこの生活を続けること…守ることが
大切だよ、ママと次郎と三人で しばらくの間 頑張ってくれよな♪
多分ここの家は 手放すことになるだろう・・・生まれ育った土地を捨てるのは
哀しいことだけど、放射能汚染は5年や10年では 無くならないんだ。
だから パパのお話はね、落ち着いたら赴任先の中国に 家族で 行くということと
迎えに来れるまで 山形の ママの実家で ママと次郎のことを しっかり守って
欲しいという 二つのことだよ。
パパの会社はね 太陽光発電の輸出も 食品の輸出入も 手がけている
総合商社で パパの部門はね 食品の輸出入に関わる仕事をしてるんだ♪
安全な農作物や水産品の買い付け 生産設備の管理など やらなきゃならない
仕事は 沢山あるんだ パパの仕事に関係することはね、日本産の農作物の
放射能汚染をいかに 現地に伝えるか…輸出するにしても 安全が第一
福島の桃やリンゴなどの果実や おコメなど 汚染してないことを 中国で
いかに説明するか…難しい仕事だよ・・・そういって パパは少し ため息を
つきました。
ところで 太郎 お昼はナンだい…パパはそう言って 今度は難しい顔から
笑顔で 太郎ちゃんに聞きました。
太郎ちゃんは・・・お昼ごはんはね ドライカレーだよ 地鶏と夏野菜入りのね♪
それと 福島産の紅玉林檎の 焼きりんご 冷たいアスパラのスープだよ♪
おお、美味しそうだな・・・それじゃ洗濯物干してくるよ…パパはベランダへ
行ってしまいました(*^_^*)
太郎ちゃんは 朝食のあとかたずけをすると 引越しの準備を 始めました
あんまり 荷物を沢山持っていけないので 段ボール一個分の 自分の荷物の
整理です。
このあと 家族は 長年住み慣れた 福島市を離れ 一時山形の 小国町の
ママの実家に 引越しです・・・ここに住めるのも あと数日 寂しさは 有るけれど
太郎ちゃんの一家は 震災にめげず 頑張っています♪
一家の 今後の 幸せを 祈って ひとまずペンを 置きます。 花村 美春2011.7月