ぷくぷく ぷくぷく
泡が沢山出ている
温かい海
浅い海に
陽の光が
海底の白い砂にまで
届いている
海藻が ゆらゆら ゆらゆら
たくさん ただよっている
岩に沢山のサンゴが・・・
そこから ぷくぷく ぷくぷくと
泡が出ている
サンゴの赤ちゃんが生まれてる
海藻にも さかなの卵が いっぱい
ぴちぴち ぴちぴちと 生まれてすぐ
泳ぎだしている
植物性プランクトンが
ふわふわ ふわふわと 漂い
それを食べる動物性プランクトンが
雲のように湧いている
それを食べに小魚が群れでやってくる
小魚を 狙って 大きな魚たちが
群れをなしてやってくる
豊饒の海は弱肉強食の世界
命はあふれているけど
失われている 命は 多い
生きるとは 何とむごいことか・・・
うちは 静寂の海に 一人漂いたい
なにもない 死の世界・・・いや生きものは
いないわけではない・・・深海にすむ生きものがいる
堆積物を食べて生きている 深海魚たちがいる
無音の世界だけど…彼らも生きている
静かに生きている・・・それも生き方
比較してはいけない・・・
生き方はだれにも決められない…神でもないかぎり
だから今生きていることに…全力で勤めたい・・・・・