散際の桜の花のように


せめて終わりは


綺麗にありたい


あたり一面に花びらを


敷き詰めて


その上で


転がりまわってみたい


けれど結局は


終わりは


みにくく

きたなく

みぐるしいものに

なるのかもしれない


綺麗事で終わる

人生なんて

何の価値もないものに

思えるから


どぶの中で倒れるとも

前のめりで倒れたい


倒れっぱなしじゃなくて

たったまま死んでみたい


「弁慶のようにとは言わなくても

坂本竜馬のように

人から見れば花吹雪のように

綺麗に見えなくても・・・」


後ろ向きだけはなりたくないよ・・・