雲が好きな少女


いつもそらをみて

あきないのが

みっちゃんだ

うまれてこのかた・・・

そらをみないひはない


いつもかあさんの

せなかごしに

そらをみていた

くもはいるひもいないひもあった


かあさんがよくおしえてくれたのは

ひつじぐも

わたぐも

うろこぐも

にゅうどうぐも

そのほかにもたくさんおしえてくれたね


がつこうにあがってからは

ひとりでおそらを

みることがおおくなった

しょうがっこう さんねんで

くもについてすこしならった


せきらんうん

けんうん

などをならった


いまそらをみていると

しろいぱんのようなくもや

ふわふわのわたがしのようなくも


あっうまさんのくももある

ひつじさんもいるし

くじらもいる


むずかしいくものなまえなんかいいよ

くもがいろんなものにみえるから


すきなんだもの・・・それだけで

たのしいよ・・・みつちゃんは・・・こころのなかで

いつもそうおもっていた