お花との出会いは、一期一会ですね。
その時その時間でしかあえない点で、人と人の一期一会と同じだと思います。
多分出会うべくして出あい…一生対面しないお花もあるでしょう…気に留めなければそれまでです。
興味がなければ通り過ぎてしまう・・・人と人=花と人も当てはまるのではないでしょうか?
其中でいろいろな出会いがあり…思い出もたくさん詰まっています・・・山で砂礫層の上にしがみついて咲いていたコマクサ・・・岩場で岩の割れ目にしがみつくように咲いていた,イワツメクサ…いろんな出会いがありました。そんな出会いの中で…強烈な思い出になっているお花があります。
或る年の早春霧の朝がその舞台でした。
いつものように車で出勤のため、道路を走っていて(その日はたまたま別のコースを走っていた)
ぱっと眼に飛び込んできたのが霧の中の一本の紅梅の大木でした・・・霧の中にピンクの濃い花を満開に付けた
その大木は凛として立っていました・・・良く見てくれおれは来年には切られる運命なんだという声が聞こえたような気がして、私は車を止め、そばまで行くました、
見事な梅の古木です扇形にカッコよく広がったその梅の木は、どこから見ても見事としか言いようのない姿で畑のど真ん中に一本だけ立っています、私はいつも持ち歩いているデジカメでシャッターを何回も切ったものでした。
本当に見納めになるとは思ってもみませんでした!!
幻想的な写真が撮れました霧の中の一本の梅の古木今でもこの目に焼き付いています。
追記
おしいかなこの写真はCDにコピーしたのですがその後の2回の引っ越しで紛失しました…返す返すも残念です
次の年には本当に切られて畑は住宅地に変わってしまいました…本当に不思議な体験でしたよ!!
あの時の出会いは、私にとって何よりの一期一会になりました…終わり
写真は成田市郊外のコスモス畑
本文とは関係ありません2009.9.11撮影