精神科へ保護入院してから1か月半。父は落ち着いて来ました。

荒れていたのは病気のせいだと分かりました。父が荒れていた頃は父へ怒りに似た気持ちがありました。家族への暴言、治療の拒否。なんで向き合ってくれないの諦めないでと。
でも父の気持ちを理解していなかった。死への恐怖、体と心の辛さが気持ちのカモフラージュとなって躁鬱が出たのだと思います。父は懸命に病気を払いのけようとしていたのに。
癌を患って患者さんが人が変わったように乱暴になって家族が困っている悩みの記事を読みました。
改めて癌治療は手術や抗がん剤治療だけでなく心のケアも重要と思い知らされました。


癌患者も家族も病気を克服してやると初めは無我夢中で癌をやっつける事に集中してしまうけど心の不安ともしっかり向き合って解決を試みないと後悔してしまいます。
治療に不安があったら立ち止まって心の声を聴く。治療は待った無しだから立ち止まる事さえ勇気がいる。手遅れになったら困ると。
難しいな癌は。
ここまで1年かかりました。父は良く頑張ったと思います。

家に帰りたがっていた父。もう少しで精神科を退院というときに、今度は父は原因不明の肺炎で最初に癌治療をしていた病院へ転院となってしまったのです。