信濃の旅Ⅲ(小布施) | 手作りひよちゃん

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手芸、三味線、旅、食が大好きなカービング(石鹸、果物、野菜、キャンドル、島ぞうりの彫刻)講師(カービングY主催)のなんてことない日常。
髑髏のアイコンは石鹸を彫ったものです。
よろしくお願いいたします。

スイカが並ぶ季節になりました。

最近、はまっているのは、スイカジュース

スイカをバーミックスでつぶしたら、

砂糖とレモンと水と塩を加えます。

体温を冷ます効能もあり、飲むとすっきり💛

 

さて、信濃の旅Ⅲは、小布施

今年2月に、素敵姐さまにお連れいただき、

お気に入りとなった街です。

 

赤倉から電車に乗って小布施に着いたら、ちょうどお昼時。

長野といえばお蕎麦!

ということで、駅とお宿の間にある

つくしさん

でいただきました。

お蕎麦の香りが最高!!

 

その後、お宿にお荷物をお願いし、向かったのは、

曹洞宗梅洞山岩松院

支える三鬼が可愛い💛

北斎が90歳を超えて描いた最後の大作

八方睨み鳳凰図

江戸末期に描かれ、手を入れていないにもかかわらず、

色褪せることなく、艶やかな鳳凰。

大胆な構図、色彩、

北斎の極みがこの天井画に表れているように思います。

この庭の池の蛙に

小さく生まれ、体の弱かった我が子を重ね

「 やせ蛙負けるな一茶これにあり 」

と詠んだそうです。

 

その後、信州小布施北斎館

浮世絵で有名な北斎ですが、

ここでは、肉筆画がたっぷりとみられます。

肉筆画の人の表情が本当に可愛いんです。

(こちら、2月に展示されていた河童を呼び出す男性の絵)

絵に真摯に取り組みながらも、

人間的にユーモアにあふれ、魅力的な方でいらしたんだろうなあ、と。

もちろん、浮世絵は見事で、

この構図!!

何度見ても、感激です。

 

と、私の大好きな小布施の2か所を観たのちは、

一人お留守番の父へのプレゼントに、と

枡一市村酒造場

幕府の方針で絵画制作もままならなかった北斎が

このような大作を最後に残すことができたのは、

小布施の豪商高井鴻山の援助があったからこそ。

高井鴻山の本名は市村健(高井鴻山は雅号)

そう、この枡一市村酒造場は、

高井鴻山の酒蔵なのです。

 

今現在、海外の市場も視野に入れておられるのでしょう。

さっぱりとした美味しさと共に、

器もまたお洒落でプレゼントに最適です。

ちなみに、この高井鴻山の子孫の方は、

明治に入ってから、栗の菓子作で町おこしを成功させていたます。

「 小布施堂 」です。

(たくさん植えられている栗には、花がいついていました。)

一年中、栗が楽しめる、小布施堂の栗きんとんのファンも多いかと。

そんな大人気の小布施堂が作るモンブラン専門店が、

この「〇凸えんとつ」です。

栗より栗!!なモンブランをチョコやフランボワーズのソースで味変させながらいただきます。

中には、卵白の半解凍状のクリームが入っていて、

栗を軽くしてくれています。

すんごく大きいのですが、

周りを見渡しても、皆様、ぺろりと平らげておられます。

これ、すごいです!!

 

そして、最後にお宿のお話を

枡一客殿

小布施堂、枡一市村酒造場、ともに経営されているお宿です。

蔵を部屋に改造しておられるのですが、↑の中は

図書館!

北斎の資料もたくさんあり、素晴らしい!

お部屋も天井が高く、広々。

これまた、ウォルナット色の床に欲しい家具満載で、大興奮でした。

とくにベッドがセミダブルで広々。

そして、マットレスの硬さが最高!!

蔵だから?

防音も完璧で、ぐっすり朝まで眠れました。

お風呂が温泉でなく、自分で入れるのがちょこっと不便でしたが、

でも、スタイリッシュですよね。

夕飯は、小布施堂本店へ出かけて、いただきます。

1階がお菓子売り場、

2階がレストランになっているんです。

長野でとれる名産、山菜、豆、栗を主としたお料理の数々。

そして、朝食は、傘風楼というアイスクリームなどを楽しめるお店で。

この朝食がすんばらしかったです。

エッグベネディクト

フリッタータ(イタリア風オムレツ)

向こうに見えてる雪下人参のポタージュがほんとに甘くて、美味しゅうございました。

 

歴史と文化が根付く小布施。

何度訪れても、楽しく、素敵な街でした。

 

一緒に訪れた叔母、従妹、母に感謝です。

全ての手配をしてくれた従妹には、足を向けて眠れません。

と言いながら、次回も、お願いする気満々で。。。

ネットが使えないポンコツで申し訳ないっす。

 

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ありがとうございました。