ダニング・クルーガー効果 | なんのこっちゃホイ!

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ダニング・クルーガー効果
とは、未熟な人が、誤って自らの能力を平均よりも、はるかに高いと評価して、幻想上の優位性を患う認知バイアスである。実際の有能な人は、他者が自分と同等の理解をしていると誤って仮定して、自信を弱めるかもしれない。Cornell UniversityのDavid DunningとJustin Krugerは「自身についての誤りによる無能な人のキャリブレーション失敗と、他者についての誤りによる有能な人のキャリブレーション失敗」と結論している。~「まさしく無能すぎるが故に、自分が無能であることを把握できない」という知見を解釈するとき、ダニング・クルーガー効果は二重の呪いと呼ばれる。従って、その無能を克服するためには、まず、有能と無能を識別する能力が必要であり、悪循環から抜け出せない。論理的に正しい議論を行うために必要なスキルはまさに、論理的に正しい議論が行われたことを認識するために必要なスキルと同じである。従って、正しい答えを作るスキルがないと、どこに正しい答えがあるか知ることもできず、他人が言っていることが正しいかも判断できないという呪いを受けることになる。そして、自分のレスポンスが間違っているのか、自分のレスポンスより相手のレスポンスがすぐれているのかも、認識できない。