これが最後の踊る大捜査線ということで、大変に番宣やってたもんだから、無料券で観に行ってきた。
六年前に発生した、幼児誘拐殺害事件の犯人が射殺死体で発見される。逮捕された犯人は、その後無罪の判決を受けて、釈放されていた。湾岸署管内で発生した事件であるが、お決まりのように本庁からやって来たエリート達が事件を仕切る。所轄は、捜査本部の事務だけやれば良い。事件には、関わるなとの命令が。同時に霞が関の警察庁内でも、上層部が率いる対策本部が、立ち上がっていた。彼等が実質、捜査本部に指揮を出していた。どうやらこの事件には、現職警察官が関与しており、それを揉み消そうとしているようだ。そんな中、湾岸署の青島警部には、いわれのない嫌疑がかけられ、辞職勧告が出され、警察手帳を没収されてしまう。その隠蔽の手は、室井審議官にもかけられていた。
この手の警察物を観たり読んだりすると、本当に警察というのは、ああいう組織なのかと、心配になる。組織防衛の為の隠蔽工作であったり、女性蔑視の男社会であったりするのだろうか。そうであれば、警察官の犯罪や汚職なんかがあっても、仕方ないなと思う。組織にいる末端の警察官や所轄の刑事なんかは、酷いプレッシャーの中にいることになる。話し半分としても、とても民主国家の警察とは思えない。頑張っているお巡りさんもたくさんいるんだろうが、少し悲しくなる。昔のやくざ映画みたいに、虐げられいじめられて、遂には立ち上がり爆発する。確かに痛快ではあるが…
映画の人気は凄いみたいで、今日は、ほぼ満席だった。
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