島郷土料理「金ちゃん」@石垣島 | なんのこっちゃホイ!

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世の中の、これでいいのか、こんなことでいいのかを描くブログ。そんなにしょっちゅう怒っていられないので、ほどほどに色々な話題も混ぜていきましょう。

旅の楽しみは、どんな天気であろうと、リゾートに台風が接近していようと、美味しい料理と美味い酒だ!
2年前に石垣島を初めて訪れたとき、土地勘もないし、ホテルの近くで飯を食おうと、家内と飛び込んだ店。


市役所通りに面した、ホテルクルルの角を、離島ターミナル方面に曲がって7歩進むと、右手に赤い看板や提灯が見えてくる。ここが、今夜のお薦めだ!
ジモティーの多い店らしく、観光客を意識したメニューじゃないが、店主の「金ちゃん」が、気さくに声をかけてくれる。「いらっしゃーい!2人?どこでも座って。旅行?観光?前にも来た?了解、了解!美味いもの作るよ。酒は?何にする?泡盛?これだね。請福がいいよ!奥さんは飲めない?自家製のさんぴん茶あげるよー」
とにかくのりがよくて、気持ちいい!
「海が荒れたからね、俺が朝、そこで潜って突いてきたXXX(聞き取れない)が美味いから、刺身にしてやるよ。まぁ食ってみな。塩汁はもう食べた?まだ?塩と出汁で煮込むんさー。任せとけ!」
「あ、じゃお任せで」


アオブダイ、カワハギの刺身に、カワハギの肝和え。コリコリして歯でかむと押し返すような弾力は、鮮度の証。ささっと仕事しないとこうは行かない。これにシークヮーサー絞り、醤油にはわさびじゃなくて、島からしを数滴垂らす。


次に出てきたのは、塩汁で煮たカワハギだ。「これは小さかったから、煮つけてみたさー」身はホロホロ取れて小骨もなく、塩汁の加減が絶妙で、この世の物とはいえ思えない旨さだ。
これに添えてあるのは、大根と島豆腐。大根はしっかり感触が残るよう固めに煮てあるが、恐らく湯通しを済ませてから煮汁に入れたか、味はしっかり染みている。どっしりとした島豆腐が、空腹の隙間に入っていくさー!


次に、ハリセンボンの味噌汁と唐揚げ。ハリセンボンなんて食ったことなかったが、フグみたいな食感で、実に美味い。「普通じゃ出さないサー。これは島の親しい人にしか出さない。隠してあるんさー。お客さん、美味い美味いと誉めてくれるから、特別さー!」
観光客には、嬉しい一言。


ハリセンボンの唐揚げ。

請福の酔いも進むが、シークヮーサー切ってもらって口に絞ると、とてつもなく酸っぱいが、胃がすっとして、また飲めてしまう。

ジモティーの若人漁師が来たところで切り上げる。帰りに、「糖尿病なんか、これで一発だよー」と薬草のエキスを貰う。

これだけ飲んで食べてお喋りして、1人3000円は安すぎだよ。しかも、請福は、ボトルを買ったんだ!それで、僅かばかりチップを添えた。これは喜びのしるし!マストじゃないよ。
石垣島へ言ったら、まずは市役所通り、ホテルクルルの角をターミナル方向へ。もしタクシーなら、「クルルの裏の居酒屋金ちゃん」と言えば、一発です。

是非、お立ち寄り下さい!




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