今日の午前中は、なんだかぽっかり空欄だったので、仲間を誘って、神保町へ行きました。本当は、ギターの弦を買いに行きたかったのですが、神保町と言えばカレーじゃないですか!?それでネットで調べて、有名なお店に行こうかと考えて、調べてみたら、キッチン南海という店がいいと一杯書込みがありました。書込みは恣意的で、あまり信用しない僕ですが、「まぁ、洋食屋を持ち上げて得する奴も少ないだろう」と考えて、お奨めに従うことに。
都営三田線神保町駅で降りて、A7出口を目指します。それから裏通りに入り、すずらん通りに出ます。この裏通りも有名で古い老舗がいくつもありますが、今日はキッチン南海にまっしぐらです。
なんと!
行列ができていました。リーマンが一杯並んでいます。店内は、カウンターもテーブル席も、しっかり満員です。
気さくで丸顔、ちょっと垂れ目でほとんどノーメーク。ショートカットでちょっと色黒の若いおねえさんが、「ご注文がまだの方は、伺いま~す」と元気良くやってきます。こういう顔のおねえさん、実はタイプだったりしますが、僕は意気地なしなので、写真を撮る程の勇気はありません。
その上、クリームコロッケカレーを注文したかったのに、「クリームコロッケカレーください」と言ったら、何か聞かれて、意味が分からなかったので、「やっぱりカツカレーにします」と言ってしまった僕は、本当に意気地なしです。
こういう人気の古い老舗には、独特の符丁があるものです。他の並んでるお客さんは、「カツカレーにキャベツ!」とか、「カツカレー、ライス小でルーは普通(これは何となく分かる)」とか、色々と注文しています。ちょっと覚え切らないので例に挙げたものは分かり易いですが、本当はなんか分からないことを言っていましたが、分からないのだから、書けません。ラーメン二郎なんかは、まったく理解できず、想像もつかないような注文です。僕は「ラーメン下さい」としか言えません。独特の疎外感を感じてしまいますよね。
カレーは、いわゆる「ライスカレー」です。どどっと多めのご飯にかかったルーはかなり黒くて、ビジュアル的には、「ウゲ!」って感じですが、食べてみると香りもよく、コクもあって、辛さも程よく、なかなかいい感じです。昨今、辛いものが大好きな若者に合わせて、一種凶暴なカレーが大手を振って歩いています。しかし凶暴な辛さなら、インドで食えば、恐ろしく凶暴です。やっぱり日本人のカレーは、程よいということが、重要でしょう。
ようやく食べて店を後にしましたが、行列は途切れることがありません。そして色黒で垂れ目のおねえさんも、相変わらず元気良く、符丁を交えて注文をとっていましたとさ。
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