昨日、打合せが早く終わったので、皇居に桜を見に行った。例年なら、ブルーシートをしいて、桜のしたで「かんぱーい!」なんて声が聞こえているのだろうが、今年は全くない。みんな静かに粛々と、桜の下を、歩いている。
自粛ムードて、都知事までが「花なんかみてる場合か!」と発言して問題になった。まぁ、ご自身は選挙で、桜どころではないのだろうが、いつにもまして、大人げかない発言だ。選挙も自粛ムードで、選挙カーもなし、立ち会い演説会も少ない。こうなると、100%現職が有利だろう。なにしろ対抗候補は、自分を主張できいんだから、圧倒的に不利だ。
自粛は良くないと、こないだまで自粛を煽っていたマスコミが、手のひらを返した。経済を鈍かさせるから。今のムードは、自粛というよりは、服喪。喪に服してるんだと思う。二万人を越える死者がでた。こんなにいっぺんに死んだら、あの世は大混乱たろう。日本人は、死者を悼み、あの世にたどり着く49日間は、死者を騒がせて振り返らせないように、静かにしてないといけないと、じいさんが死んだときに、婆さんに教えてもらった。子供の頃だ。
311の喪があける4月末までは、国民の服喪は続くのかな?
そんな想いの僕をおいて、花はあくまで清楚に揺れていた。
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