先日、日本が社会主義化しているのではないかという内容の記事を書いた。
またしても、そんな気になる出来事が起こった。
民営郵政会社の社長の西川さんが辞任した。自民党の鳩山総務相の逆鱗に触れた、簡保の宿の一括売却問題に端を発して、東京駅にある中央郵便局の取り壊しに着手したことが原因か?さらに、鳩山内閣になり、なぜか知らないけど、突然出てきた亀井のおやじに、「クビだ!」と勝手に宣言されて、遂には辞任に追いやられた。この人の功績や実績は何もなかったのか?
僕には、これまでの政府閣僚のやり方は、「いぢめ」に見えてしかたない。
日本郵政会社の株主は、いわずとしれた日本国である。
経営陣のやり方や経営手法に疑問があれば、政治という手法を使わず、株主総会でどうどうと正して主張するべきである。そして、社長である西川さんの話も聞かねばならない。
衆議院を解散してまで国民に信を問うたのは、他ならぬ時の内閣総理大臣である。たとえ政権交代したとしても、その歴史を葬り去ることはできまい。一旦民営化し、民間会社となったのであるから、株主代表たる政府はちゃんとビジネスのルールに則ったやり方でけりをつけるべきじゃないか?
民営株式会社(民間会社)の最高決議機関は、株主総会である。その場で、経営陣の更迭ですら可能である。辞任を求めるのも結構だ。しかし!このように一閣僚が怒ったとか、怒らないとか、そのような政治のメカニズムの中で、株式会社の人事を云々するのはいかがなものか。
いいのか!?
こんなことでいいのか!?
どうも僕は個人的に亀井静香が嫌いだ。
絶対に何か腹に一物を持っている感じだし、そもそもご本人の思い込みでマスコミに発言することが多いように思う。絶対に、人の意見や、国民の意見なんか、聞いたりはしないだろう。自分の価値観の中で、自分を利することこそが、意思決定の最優先事項なんだろうなと、僕も勝手に思い込んでいる。
御手洗さんに、「親が子供を殺す。子供が親、兄弟を殺す。こんな世の中になったのは、大企業の責任だ!」と言い切った時には、もうあきれてものが言えなかった。どうしてこんなアホォなおっさんが、内閣にいるのか、意味が分からない。そもそも、言っていることが理解できない。どうして企業の責任で親を殺す子供ができたのか。むしろ、社会の構造に問題があり、それを作ってきたのは、こういうおっさん達の政治じゃないのか。
いいのか!?
こんなことでいいのか!?
どうも最近、鳩山内閣のやり方は、民主主義というより社会主義傾向が強いような気がする。日本郵政問題しかり、子供手当と称して、国民の税金を政府が見境なく「公平に」ばらまくというのも、社会主義を彷彿とさせる。国民はすべて国家のもの、国家は国民に富を「配給」するという姿勢は、どうも違ってるんじゃないか。
僕たちは、変化を求めて民主党政権樹立に投票したのは事実だ。しかし、僕たちが求めたものは、日本の社会主義化ではなく、民主主義のルールに則った、変化だったはずだ。
いいのか!
こんなことでいいのか!?