最近流行の本である。「王様のブランチ」でもランキング3位くらいだった。最近完全にメタボになりつつある自分の体型も考えて、次男のことも頭をよぎり手にとってみた。
次男に見せたが、まずは父さんが読んでから、まとめてくれというので、仕方なく昨夜2時までかかって読了した。全く近頃の息子というのは、親使いが荒い。
レコーディング・ダイエット
①メモ帳を用意して、毎日食べたものを記録する。何月何日何時何分に何を食べたかを細かく記録する。例えば、朝食に卵を1個、ウィンナーを2本、ベーコンを2枚といった具合。スナック類も記入する。スナック類は更に細かく記入する。例えば、ポテチを食べたとすると、一袋全部食べた場合はともかく、全部食べなかった場合には3枚とか、12枚とか。ポッキーを4本とか。これを2-4週間行う。これだけで心理的に1KGくらいは4週間でやせる。
②同時に毎日体重を計る。それもメモ帳に記入する。最初は変化がないが、徐々に変化が見えてくると楽しくなる。
③次のステップは、この記録にカロリーを記入する。卵一個が何kcalとかである。これはコンビニに行けば分かる。実際に調べてみて驚いた。以外とカロリーの高いものばかり売っている。ポテチ一袋で365k、カップヌードルが380k、流行のカップラーメンには400kを越えるものもある。サンドウィッチが野菜サンドでも320kくらいはある。尚、食品のカロリーを調べるなら、以下のサイトが充実している。
http://diet.kore2.com/2005/12/post_65.html
④標準的な基礎代謝を調べる。40-50歳で1400-1500kcal、次男の場合で1500-1600kcalである。これは、人体を保つのに必要なカロリーだから、これを下回ってはいけない。また、内臓脂肪等が燃えた後の数字だから、その分も加えると、40-50歳で1500kcal、次男の場合で1600kcalを目安にする。
⑤記録を見直して、この目標カロリーを超えないように気をつける。刹那的に考えてはいけない。今日、美味しいものを食べて2000kcal行ってしまったからと絶望する必要はない。超えてしまった400kcalを、挽回しようなどとは考えず、明日から3日で挽回というように考える。自分に大きなプレッシャーをかけずに、気長にのんびりやる感覚でいい。
⑥その内、記録の成果で、食べ物をみただけで、おおよそ何kcalが分かるようになるので、そうなれば自分で考えるようになる。何かが食べたくなっても、例えば、メガマックを食べたくなっても、1個で600kcal近いので、「ああ、半分にしよう」とか、「3分の一にしよう」とか、そういう風に考えて残りは捨てる。最初から半分にして、捨ててしまうのが効果的ともある。「もう少し食べたいな?じゃ、さっき捨てたの拾う?もう一つ買う?」と考えると、「もういいや」と思うようになる。これが習慣になると、買う前に考えるようになる。「本当にそれが食べたい?別の何かではだめ?」
⑦ここまでくれば、かなり体重が減っているはず。体が欲しがるものだけ食べる。体が欲しがるということは、身体にそれが不足しているということ。だから、不足しているものを見分けることが必要。欲求や欲望(過去の経験から、再びその美味を味わいたいという本能)で食べたいと思っているのか、体が欲しがっているから食べるのか。例えば、妊婦は酸っぱいものを食べたくなるというのがそう。これを見分けられるようになると、必要なものだけ食べるようになる。
⑧過去の記録を常に見直す。そうすると、「ああ、あの頃はこんなものをこんなに食べていたんだ。そら、太るのは当然だなぁ」と思える。これが達成感に繋がる。
簡単にいうとこれだけ。とにかく自分にプレッシャーもかけずに、特に運動もせずに、習慣として摂取カロリーをコントロールするというもの。記録を取るというのは確かに効果があるように思う。小遣い帳なんてその典型。買った物を1円単位で記録すると、無駄が見えてくる。それをしないと、感覚だけでお金を使うので、あっというまにお金がなくなる。僕もこれは実践しないといけない。それをカロリー摂取に応用しているわけだ。なるほど、これなら簡単だ。騙されたと思ってやってみたところで、失敗してもメモ帳代だけの損害ですむ。
僕は今日から、実践してみることにする。次男君も早速実践してみてほしい。