どうやら、原因は特定できたようだ。驚いたことに、ネジが燃料タンクに刺さって、穴があいていたという。しかもそのネジにはナットがついていた。ってことは、締まった状態で脱落したわけで、その他の部品はどこへ行ってしまったのか?

なんとなくこんな場面が目に浮かんでくる。
整備士数人が、エンジンを外して整備している。エンジンそのものの整備は終了し、エンジンをチェーンで吊り上げて右翼下にエンジンを取り付ける。その際、フラップのアームにネジを刺して固定する。そして、全てが終了したときに、ワッシャーがあまっていることがわかる。
「ボス、こんなのが余っているのですが」
「なんだそれは、どこのものだ」
「わかりません。ちゃんと取り付けたと思うのですが・・・」
「また一から外すのも大変だし、その辺にいれておけよ」
「わかりました、ボス」
ってな具合で、ワッシャーやダウンストップなんかは、「とりあえず」どこかに入れられた。
誰が整備したのか、確認したのかも、どうせ書類の不備で名前が書かれていないとかそんな理由で不明となるんだろうなぁ。社内に徹底されたのは、英雄的な脱出劇を演じたクルー達のことで、整備を怠った社員の追及や究明はきっとなし崩しにされるんだろうなぁ。
そういう航空会社は日本にきてはいけないんではないだろうか。中華航空を利用する人の多くは、値段が安いからという理由だろう。以前、大韓航空がロシア上空で攻撃を受けて墜落したときも、乗っているはずのない人が乗っていたりしたことがあったが、それも正規運賃と安売り運賃の差額をポケットに入れたいという人達だったのでしょう。上で書いたのは、僕の想像だけど、こんなに連続して事故を起こす航空会社が日本に乗り入れているということは、やはり日本人が利用するということなんだから、乗り入れそのものを規制するとか、政府が対策しないとまずいんじゃない?欧州では、「ブラックリスト」を公開して、このリストにある航空会社は「上空を通過」することすら許さないという厳重な対策を施している。それぐらいしないと、航空会社は安全対策を真剣に行わないんじゃないでしょうか?中華航空は羽田に就航しているらしいが、もしも東京上空で空中分解したら・・・・・
被害は想像を絶することになるんじゃないですか?成田は田んぼの中にあるけど、羽田はね。