アル・ゴアの「不都合な真実」をレンタルしてきた。
早速PCにダウンロードして、鑑賞した。
「一瞬だけアメリカ大統領になったゴアです、何がおかしいのですか?」という軽妙なジョークで始まる講演の内容は、地球温暖化による環境の変化について、冷静に事実を積み上げて証明していく。
時には写真で、グラフで、動画やアニメも交えて、まさに米国流のプレゼンテーションのさいたるもので、興味深く観ることができる。
確かにそのまま聞いていると、「大変なことになっている」という恐怖とも焦りともつかないものが、心の底から巻き起こってくる。何とかしないと、何かしないければと思わせる、説得力ある内容だった。
米国は全世界のCO2排出量の32%を占めており、どこの発展途上国よりも地球を汚している事実や、政治家はそのうちにやるといいながら、やらないものだ等と、競争相手のけん制も忘れない。やはり政治家だなぁ。
ある日本のTV番組でこの映画のことを話していた人がいた。
その人は、「エコ」を実践しており、家庭用電気のほとんどを太陽光発電で得ているとのこと。
年間の電気代が、わずか数千円なんだそうだ。
しかし、ゴアの年間電話代は300万円を超えていると言っていた。
つまり、「えらそうなことを言って映画を作っても、自分は環境保全のために何をしているのですか?」と問題提起をしたというわけ。
なるほどそれが事実なら、ちょっと白けるなぁ~