専務のバスが、6時半で、成田着が8時だとの情報が秘書からやってきたので、僕は5時32分の急行に乗るはめに。まさか、専務より遅れて到着するわけにはいかない。
7時半には成田についたので、「東京バナナ」を探してお店をうろうろ。
やっとみつけて、ディーラーへの手土産として、4個8000円を購入。
待ち合わせのHカウンターへ。
今日は、専務と一緒だから、不本意ながら、JALに乗る。
第2ターミナルは混んでるし嫌い。
そうこうしているうちに、専務が時間通りに現れれる。
預ける荷物はあるか、とか、自動チェックインにしましょう、等と、昔取った杵柄で添乗員をする。
専務のパスポートとチケットを預かり、自動チェックインを済ませたら、保安チェックが長蛇の列だ。
「すみません」などと、何故か僕が謝りながら、保安チェックのお手伝いを。
出国審査がまあた、混んでいる。だから、JALは嫌いだ。
広州行きJL603便は10:00出発。
B767-300という小さな飛行機で、専務もエコノミー。
昨日の内に通路側を予約しておいてよかった。
満席だった。
なんでこんなに大勢の人たちが広州へ行くのだろうか。
そういえば、僕も添乗員時代には、お客さんを連れて行っていたから、あれから何も変わっていないのだろう。
何事もなく広州への4時間のフライトをこなす。
食事時にも酒はのまず、コーラとお茶を頼む。
上と一緒の出張は気を使う。
ホテルはガーデンホテルという、広州では一番のホテルであった。文句なし。
それからディーラーを2社訪問。
専務の営業一筋35年の話を聞き、さすがに上手だなぁ~と関心する。
昔の上司であるW氏の営業を見たときのような感動を覚える。
さすがである。
それから、ディーラーを招待して食事をすることに。
シンセンからも一人ディーラーが飛び入りすることに。
川沿いのしゃれたレスランであった。
食事前は明るかったので、こんな雰囲気。
そして食事をするのは、川沿いのあずまやである。
とにかく暑い!38℃もあって、湿気が強く、これでは死んでしまうと思ったが、アズマヤにはクーラーが効いていたので、ほっとした。
料理も写真を取るほどのものがでず、段取りしたのは誰だ!と問題になる。
ディーラーは量販系ではなかったので、大型システムについての話がメイン。
専務は「中計(3年計画)の核となる、製品戦略やマーケティングの参考にしろ」と食事中もディーラーに積極的に色々と質問している。しかし、ディーラーは競争相手も一緒にいるので、なかなか本音を語らない。
専務は小型製品の話を聞きたがったが、彼らはSIer系なので、小型には興味なし。
何となく、静かに食事を終えた。
すると、外の景色が変わっていた。
ディーラー達と別れて、現地駐在日本人が、ぜひとも広州にできた「新天地」へ行こうというので、しかたなくいく。専務は確実にお疲れのご様子だが、駐在員は気も使わないし、外は暑くて湿気が一杯で不快。
しかし、このように、綺麗なお姉さまがお迎えしてくれるナイトクラブもあった。
多分元気であったらない、ちょっとのぞいてみたかも知れぬ。
こんなバーもあったりして楽しそうだったが、残念ながら、僕も専務のひたすら眠い。
その後、偽者ショップがならず通りに連れて行かれた。
専務は駐在員に気を使い、絶対に欲しくないだろうなと思う、子供用のチャイナドレスをお孫さんに購入。
700円だった。
「もう帰ろうよ」という専務を尻目に駐在員はどんどん進む。
しかたなく「専務も僕も、今朝早かったからお疲れですよ。もうホテルへ帰りましょう」と提言。
ようやくホテルについたら、専務はもうオネム状態。
じゃ、明日は9時ね、と約束して、僕と専務はエレベータへ。
「疲れたねぇ~」「そうでうすね。今日はどうか、ぐっすりお休みください」
「君は行くんだったらいっていいよ」 「いや、今日はやめておきます。」
「明朝の朝食の場所はお分かりですか?お困りならご一緒しますから電話ください」
「いや、僕は早起きだから」 「いえ、僕も早起きです。何かあったら、何時でも電話してください」
添乗員というか、サラリーマンやって、部屋へ。
シャワー浴びたらちょっと生き返った。
睡眠薬飲んで、ウイスキーを飲んで、ラム&コークを飲んで、今日は寝よう。
明日早く起きて、今日の日報を書かないと・・・・・
W氏からメールあり。
色々とご苦労があったごようす。
しかし、はつらつとしている感じのメールで、トラブルや問題までも楽しんでいるような余裕を感じる。
さすがに僕が尊敬する先輩だなぁと思いながら、酒の酔いと、睡眠薬が効いてきたので、今夜は寝ます。
おやすみなさい。