身体をはっても阻止するということ | なんのこっちゃホイ!

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世の中の、これでいいのか、こんなことでいいのかを描くブログ。そんなにしょっちゅう怒っていられないので、ほどほどに色々な話題も混ぜていきましょう。

昨夜は、同僚の経理社員と飲みに言った。

彼は6月から部長に昇格した、スーパーエリートな人。

昔は事業計画やってたから、販売の僕たちとはいつも衝突してた。

歯に衣着せぬ、ズバズバした言い方は、時に癇に障ることもあったが、当時のボスが可愛がっていたこともあって、飲みに行くようになり、最近では、半ば尊敬している。


昨日は、親会社が下した決定に対して、唯々諾々と従うしかないことや、その事業価値やら計画やらの検討もなしに、ひたすらその方向へ突っ走っていく現法社長等の話題に触れ、ちょっと愚痴っていた。

彼は即座に言い切る。

「誰が言おうが決めようが、正しい決断でないならば、体をはってでも阻止しないとダメだ!親会社が言ったからとか、誰が何をしたからとか、全部言い訳だ。それに反対して阻止できなかったのなら、その責任を取るべきだ」

相変わらずの切り込みである。


僕は、以前もある子会社にいたせいか、親会社を嫌うことは知っているが、結局はいくら逆らっても親会社の言うとおりになってしまうという現実も知っている。そうして、益々親会社を嫌い始めるわけだが、どうしたって、どうしようもないこともある。

当社も上場を廃止して、今や親会社の子会社と化した。

これまでは、上場企業としての社会的責任からも、誰が何と言おうが、おかしいことはおかしいと主張し、会社の将来のために体を張ってでも、そういう横暴に対抗するという、そういう気概はあった。

しかし、100%子会社となった今、本当にそうだろうか。そんなことが、できるんだろうか。


少しづつ、親会社の横暴が出回り始める頃だ。

本当に、会社の将来のために、身体を張ってでも阻止することができるだろうか。

そもそも、守るべき会社の将来は、僕たちに委ねられているのだろうか。

あるいは、親会社のために、我々の将来は存在しているのだろうか。

不祥事の尻尾切りを、子会社のプロパー出身役員に背負わせて、その後釜には親会社から天下り。

本当に、身体をはって阻止することができるのか?