7月10日(月)中国vs台湾 | なんのこっちゃホイ!

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世の中の、これでいいのか、こんなことでいいのかを描くブログ。そんなにしょっちゅう怒っていられないので、ほどほどに色々な話題も混ぜていきましょう。

本社から、「中国と台湾で何が違うのか比較しろ」と言ってくる。

中国の立上にも時間がかかったが、台湾はもっと時間がかかりそうだからと。

ある上司は、「中国ではこうやったんだ」 「中国の時はこうだった」ばかり。

まぁその人は、中国以外には仕事してないわけだから、中国をアピールしたい

のは良く分かるが、言ってることは全然わからない。


中国は何しろ、目を開いてみたら、すでにカラーTVであったわけで、そこまでの

進歩や発展をすっかり通り越してやってきた人たち。しかも、突然の好景気で

みんなお金を持っていて、どう使っていいのかもよくわからない。

何をやっても成功しそうな、まさにアメリカのゴールドラッシュを彷彿とさせる、

そんな状況にある。だから、市場はドンドン伸びているし、消費も伸びている。

これで売れなきゃ、そっちの方が問題だよ。


一方台湾は、蒋介石が突然やってきて、「ここはオラの国だから、中国からは

独立するぞ!絶対に中国に復讐して、いつかは俺の配下にしてやる!」と

やってきてからおよそ100年。早くに社会主義は放棄して(とはいえ、長い

戒厳令時代はあったものの)、世界と向き合ってきた歴史がある。

白黒TVに驚き、カラー映画に驚き、カラーTVの普及に驚いてきたのである。

もっと驚いたことには、それらを構成する半導体等の電子部品を自分達で作り

はじめてしまったこと。そして、国民党政権が倒れて民進党の陳水扁大統領の

時代になり、ますます独立色を濃くしていくなか、一方で経済政策の失敗から

長期の不況に陥っている。しかし、自由経済下であるのだから、既に物資は

豊富にいきわたり、最新の技術は導入され、人々はその恩恵に浴している。

国産品の機能も向上し、輸入品と遜色はなく、価格は3割は安い。

景気の悪い中、誰が輸入品を買うというのか。

中国の国産品は粗悪品ばかり。台湾人も中国製を嫌うが、中国人ですら

中国製に信頼をおいていない。輸入品しか買うものがないのだ。だから売れる。


いつまでこんな議論をしてないといけないのかと、疲れてくる・・・・