今日はダ・ビンチ・コードの初日だ。5月20日、全世界一斉公開!と書いてあるのに、何故か台湾は18日と二日早い。
勝手にフライングしているに違いない。
仕事を終えて映画館へ。折りよく7時45分始まりの回が手に入った。
しかし席は1列目。まん前。スクリーンが小さいので、なんとかみれた。
もちろん、字幕は中国語。英語の理解が全てである。ところがこの映画、
半分くらいはフランス語を喋る。これはさすがに分からないので、字幕の中国語を参考にしながら物語は進む。
半分くらいはフランス語を喋る。これはさすがに分からないので、字幕の中国語を参考にしながら物語は進む。
キリストは、神か人間か。モナリザに隠されたダ・ビンチの暗号とは。
最後の晩餐にあるはずの聖杯がないのは何故か。そもそも聖杯とは何か。
聖杯を守ってきた、テンプル騎士団、シオン修道会とは。
キリスト教信者、特にカトリックの信者にはかなりショッキングな内容であろう。何しろ、キリストは神ではなく人間で、しかも、娼婦として蔑まれてきたマグダラのマリアが、実はキリストの妻であり、キリストの子を宿していたのだ。
その子は無事に誕生し、その血脈は現在まで続いている。
その血脈を受け継ぐものこそが聖杯なのだという解釈だ。
これはカトリック信者には受け入れがたい話だろう。
そう思いながら、ふと周りを見回すと、ほとんどの観客が眠っている。
そうだろうなぁ。キリスト教の知識がなければ、何のことやらちんプンカンプンだろうなぁ。退屈だろうなぁ。派手なドンパチやカーチェースがあるわけでもない。
しかし中国人や台湾人は新しいもの好きで好奇心が強いから、世界で大ヒットと言われると、いの一番に観に来ないと気がすまないなんだな。内容も確認せず、世界で大ヒットなら面白いんだろう!と思い観に来る。
よく考えてみろ!世界で大ヒットって、世界で台湾しか公開してない映画なんだぞ?何でそれが世界で大ヒットってことになるのよ。まだ公開もしてないのに。それは映画の話じゃなくて、原作の話さ。
だから「何よこれ!何で世界大ヒットなの?つまんなぁ~い!」みたいに彼氏に文句いってるそこの女!お前がバカなのよ。