時にはひとりでいる事の大切さ。 | ひよよのブログ

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今回は素早く闘病記の続きです。と言っても2月11日以来ですが。


さて、家族2人に置いてきぼりにされ、自分一人となった休職。

ごみ出し・洗濯も加わって、やる事が増えました。食事は元々自分の分は自分で作っていたので、さほど問題無いのですが、ごみ出しは、気が向くとやっていた事なので、これも自分の中で範囲内。

やはり、洗濯が一番の課題となりました。毎年夏は、いつもこうなので、洗濯をすること自体は問題無いのですが、”あくまで治療の為の休職”なので、休んでいるのかそうでないのか???な感じでした。


しかし、これが意外と良い結果を生んだと思います。

”やる事が有る”。これって、大切な事の様な気がします。

ただ、体と心を休ませるだけで良いのなら、やらない事が多い方が良いのかも知れません。

しかし、実はやる事が無くて、暇を持て余して居たりするですね。


なので、朝・昼・晩のご飯を食べる。そして薬はキチンと食後に服用する。寝る前は睡眠薬を飲む。

そして、決められた日時にゴミを出す。天気と相談しながら洗濯をする。食材の状況を見て買い物をする。

こうやって書くと、意外とやる事が有りますが、ひとつひとつは対して時間が掛からない事ばかりだったりします。


ですので、先日のBlogの通り、自由気まま・心が思うままに体を委ねながらも、上記の事もきちんとやる。

これが、”メリハリ”という生活のリズムとまでは言えませんが、これが付いたお陰で、どうも良い感じで、休職して、”心のエネルギー充電”が出来た様です。


そして、先日書いた家内の件ですが、以上の事、家族が居たら出来たでしょうか?それも自由気ままに。そして、お互い気を使わずに。

家内は気付いていたのです。自分を一人にした方が良い事を。そして、それは、”結果”として現れました。


そして、ふたりが帰って来る8月下旬には、メンタルヘルスクリニックの主治医から、9月1日より復職できる様に、2週間前から、勤務に合わせた時間での起床。それが出来たら朝食を取って、駅まで行ってみる。出来たら電車に乗ってみる。そういうリハビリが始まっていて、帰って来て頃には、駅まで行って、そのまま計1時間になる様にウォーキングをするまでに回復していました。


最初は、主治医も家内と娘が居ない事に怪訝な顔をしていましたが、殊の外順調な推移で、良好な経過をしていたので、以前書いた通り、抗うつ薬の増量も無く、どうも軽症で済んだ、という事になった様です。

また、自分で家事をこなしている事に、逆にプラスになっていると、捉えていて頂いた様です。


今迄、自分が風邪をひくと、必ず家から出て行く家内の行動に???でしたが、こういう”干渉しない環境”を作る事の大切さを、ここまで感じさせられた事は有りませんでした。

今迄だったら、「何で自分が風邪をひいたからと言って、家から出て行くの?」と、幾度か言い争いをしていましたが、こういう状態になって、家内の行動の奥深さに驚くと共に、感謝の念で一杯です。

そして、まるで見計らった様に、リハビリしはじめて1週間位の所で、家に帰って来る所。

もう、何も言えません。自分の病気の事より、取りとめのない話で、笑顔で土産話を談笑出来ている事に、つくづく”良い家族に出会えた”という幸せを感じる事が出来ました。


しかし、これはあくまでも自分に取っては良かった事で有って、同じ”うつ病”の人が、同じ事を出来る環境にあるかと言えば、きっとそれは無いと思いますし、そうなっては困る人も少なくない筈ですし、最初からひとりで闘っている方も有るかと思います。

そのあたりは、お汲みとり頂ければ、と思います。


協力と言うのは、決して手を差し伸ばすのが協力では無い事を、この時知りました。それは、今実際に仕事をしている場面でも、あえて手を出さない・口を出さない、でも、いざとなったら手を差し伸べる事を、いつの間にかに身に付け、実践しています。


こうして、”目に見えない家族の支え”が有った上での、休職期間となりました。

次回は、実際にこの時の薬の服用がどうだったかを、記したいと思います。


続く