頭がおかしいヤツ | 刊行書籍100%増刷、すべて1万部突破のClover出版会長&『9つの質問』コンサルタント 小川泰史

刊行書籍100%増刷、すべて1万部突破のClover出版会長&『9つの質問』コンサルタント 小川泰史

Clover出版、会長、また合同会社The Agent代表の小川泰史の公式アカウント。出版事業とプロデュース、販促プロデュースのエキスパート。また、問題解決のプロ、本田技研工業、公認書籍『9つの質問』コンサルタントとして多岐に渡る事業を行っております。

【頭がおかしいヤツ】

私は過去、サラリーマン時代、何度も『こいつ頭おかしいんじゃねえか』と言われ続けてきた。そして、私にそう言い放った人間は今もサラリーマンをやっている。誤解しないでほしい。サラリーマンをやっていることが悪いという意味ではない。彼らの多くは独立を望んでいたのに結果として彼らの人生は10年以上経つ今でもなんら変わっていないということだ。

彼らはいつも、こう語った…。


『いつか、必ずこんな会社から脱出して成功してやるんだ!』

『人に使われるのなんてまっぴらだ!』

『自分よりも能力の低い上司に使われるなんで納得いかない!』


私だって彼らと同じように感じるところもあったが、
動機が違った。

私は彼らにこのようなことを語った。

『この業界を変えることはできないだろうか。なぜ、自動車業界は夜遅くまで働き、未だに訪問活動ばかりをして、迷惑な時間に電話をするのだろう。もっと賢い方法があるはずだ。そうすればきっと、この業界は良くなる。働きやすくなる。変える方法はないだろうか。俺にはアイデアがある。』


彼らは答えた。

『おまえ、頭おかしいんじゃね? だって、そんなことできっこないから今、悩んでるんだからさ。メーカー変えるとか業界変えるとかできるんだったら、さっさと独立をしてうまくやったほうがいいじゃん。本末転倒ってやつだな。おまえは意外と頭が悪いな(笑)』

そう、私のことを笑い飛ばした。


この自動車業界でセールスマンをしたとき。毎日、22時、ひどいときには帰宅は25時なんていうこともあった。給与は安い。車を5台くらい売ったところで、報酬金は50000円くらいあがるかどうか。

ハッキリ言ってろくな業界ではなかった。

上司の教育は努力、根性、気合、熱意。

部活なら納得していくが、それだけでセールスがうまくいくなら苦労はしない。

12年も耐えた。

もういい加減、

自分の世界は自分で創ろう

そう、思ったんだ。

メーカーの重役がくる業務改善プレゼン大会で、日本一を取れば注目されるはずだ。

と、私は踏んだ。

そして、2年の歳月をかけて、新しい営業の方法について私なりに実現し、誰もが再現できるようにし、それを発表したことで日本一を受賞した。私の活動と考え方はDVDとなり、全国のすべてのお店にメーカーから配布された。
 

そのときに、私は泣いた。

日本一受賞が嬉しかったこともある。

しかし、心の底から浮き上がってくる感情。

『12年も良く耐えた。もう、これで終わりなんだ』

私は独立を決意した。

私はおそらくは何をやってもうまくいくだろうという確信を得たのだ。


私はビジョンに向かって歩いた。

私を笑った彼らは、『今』から逃れようとした。


頭がおかしいんじゃね?

あのときの彼らの声が蘇る。

彼らは、今もサラリーマンだ。



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さて、写真はフォアローゼ4.5リットル巨大ボトル。


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この非売品のボトルを入れたときも、頭がおかしいと言われた。過去だけではなく最近も頭がおかしいヤツだったと気づいた瞬間だった。