こちらの記事は、以前のブログにて掲載していた、レビュー記事となります。
ブログ移転に伴い、こちらに再掲載させていただきました。
なので、季節感が執筆時のものとなっております。ご了承くださいませ。
どうも。くぼかわです。
最近暑すぎて死にそうです。本番の夏になったらどうなってしまうんだろう。無理〜ッ
さて、先日、X(Twitter)にて、こんなポスト(ツイート)をしました。
何を隠そう、わたしは大変とってもveryオタクでした。中高6年間女子校、ボカロにどっぷりハマり、某ミュージカルにハマり、某アニメにハマり、大オタクをやっていました。
昔はガッツリオタ活をして、毎日友達とオタトークで盛り上がったりしておりましたが、なかなか大人になってそういう機会も無くなってしまいまして、つい上記のポスト(ツイート)をしてしまったんですよ。
毎日毎日友達と会う、ってことも無くなったし。
そしたら、こんなしょーもないツイート(ポスト)を見てくださった、明橋文学(めいきょうぶんがく)の高月大和様から、DMをいただきました。
なんと、明橋文学で発表した、男性同士の恋愛をテーマにした作品のレビューをしてほしい、というなんとも大変素敵なお誘いでございました……ウッヒョー
その名も、『春微睡懺悟大切(ハルノユメサンゴタイセツ)』。
メインビジュアルから感じる、切なさと文学的な香り。素敵すぎる。
なので、レビューをいまから書いていくのですが、ここから出るのはオタクのくぼかわです。めちゃくちゃオタクのくぼかわです。ここ大事。
というわけで、明橋文学 Lusty Protocol『春微睡懺悟大切』のレビュー、始まるよ。
*あらすじ*
出会い系サイトで男を探し、その男に身体を売って生活する通称:奈落の前に現れたのは、“浅葱”と名乗る若い男だった。一回きりしか会わない、と言うのが信条の奈落は、求めてこない浅葱に拍子抜けするものの、何故か2度、3度と逢瀬を重ねていく。しかし、浅葱が奈落に近づいたのには理由があった。浅葱は、奈落が本物の“奈落”に、即ち救済できないほどの悪に堕ちるのを救うために接触をしてきたのだった。互いに惹かれ合う奈落と浅葱。そして、それぞれの正義のために、愛のために、二人の周囲は動き出す。二人のゆく末は一体・・・
*キャラクター*
浅葱・・・善果の一人。善果とは、世間に発見されない悪や闇を祓う者たちを指す。奈落を救いたい。
奈落・・・男娼として日銭を稼いで生きている人間。
瑞雲・・・善果の一人。月華惟へ執着している。
般若・・・善果の実質的なリーダー。
月華惟・・・瑞雲にしか姿が見えない。
冬・・・善果の一人。般若を慕う。フレンドリー。
海・・・善果の一人。冬と同様に般若を慕っている。
日暈・・・天女。善果者の頭で、昏闇の殲滅と、人間へ悪意をばら撒く“麒麟”の捜索を行う。
正言・・・奈落へと近づくヤクザの男。しかしその正体は・・・
夜叉・・・昏闇となった人間を喰らう善果。
不動・・・奈落の働いていた会社の同僚。奈落を心配している。
ワズライ・・・奈落に近づく麒麟。奈落に惹かれている。
め、めちゃめちゃ難しそうな単語がたくさんだ・・・!
ジャンル的にはファンタジー、暗いお話寄りですね。普段は現代系、しかもクソハッピーみたいなジャンルにしかいないわたし。そして文学的な作品。ボイスドラマとはいえ、わたしの頭で理解できるのか・・・?
結論:めちゃくちゃ良かった。
どこが良かったかというと、
本当にSexy
男性同士の恋愛作品、といえども、明橋文学。文学なんですよ。わかりますね。ちゃんと一演劇人としての気持ちを持って聴こう、と思ったんです。
無理でした。
聞いていたら大オタクの人格が出てきてしまいました。本当にすみません。正言さんがどタイプです。カッコ良すぎる。特に奈落と出会うところが本当に素敵すぎました。あの鬼畜加減が素敵です。ありがとうございます。
流石にオタク語でずっと喋っていても何も伝えることができないので、ここからは、わたしのおすすめポイントをいくつか紹介していきます。
*その1 奈落の色気
奈落の色気がやばすぎる。拙者色気がある男大好き侍。ていうかBL作品で色気のある男が嫌いな人いないでしょ????いないよね????ね??????
奈落の登場シーンで、奈落が男に身体を売っている描写があるのですが、
ちょっとまって、Sexyすぎる
ちょーい。ちょいちょい。
奈落が男に身体を売っているシーンなのですが、ちょっとSexyすぎてびっくりしました。こんなSexy浴びてしまっていいのか、いやいい。Sexy。いいですねぇ……(語彙力)
でもその色気も、自分の境遇だったり、味方がいない、ひとりぼっちの寂しさだったり、そういう悲しみからくるものなんだよな、と感じて辛くなりました。でもそんな奈落が、浅葱のことを愛しく思っていた気持ちと、浅葱にかけた、「自分を知っていて欲しい」という望みは本当に美しいものでした。
*その2 浅葱のピュアさ
奈落が男娼なら、浅葱は清廉潔白といった感じ。正反対の性格の二人大好き。浅葱は本当にピュアで、どんどん奈落を好きになっていく。その純粋さに奈落は惹かれて二度、三度と逢瀬を重ねてしまうの、良。大拍手。王道ですが何度も会っちゃうの、相手に惹かれているというのを表す最大限の表現ですよね。本当にこれを超えるピュアなトキメキ、無い。
そして、奈落が誰かを殺しても、それでも浅葱は奈落のことを信じていたい。奈落を最後まで、いや、きっとずっとこれからも愛していく。別れを告げたって、忘れられないのが初恋だから。切ない〜〜〜〜!!!
あと個人的には浅葱の声が、ああ、この子は主人公なんだな〜と一発でわかる声でとても良かったなと思いました。
*その3 キャラクター性
それぞれの正義、信念、愛。向ける方向は全く違うのに、全員がそのために奈落を愛し、抱き、見守り、救いの手を差し伸べる。悪役として書かれていても、全部が悪ではないというのが繊細に書かれているなあと感じました。それぞれが大切にしているものも、守らなくてはいけないものも違う。それが辛いですね。
それに聴き終わった後の、推しキャラの違いが顕著に出てきそうです。信念に惚れるタイプのオタクもいれば、声を好きになるオタクも、ビジュアル推しもいますからね。ちなみに、ビジュアルもしっかり作り込まれています。日暈さまのお衣装とっても素敵です。あとわたしは正言さんが好きです(二度目)
(お衣装素敵って書いたら、ビジュアル画像をいただけました、ありがとうございます・・・)
*その4 『登場人物に恋愛をさせる』ということ
実は私も過去作品で一瞬だけ、女性同士の恋愛を匂わせる描写を書いたことがあります(気になる人は探してみてね)。その二人の話はメインではなかったので匂わせ程度&数ページで終わりましたが、それでも彼女たちに言わせるセリフは相当悩みました。彼女たちが辿ってきた軌跡、交わした言葉、触れ合った温もり。それをアウトプットした時に、どう説得力を持たせるかがとても難しかったからです。キャラクター同士の恋愛における関係値の構築って、容易に見えて実はそうではないと思います。魅力的な作品なら尚更です。浅葱と奈落の触れ合いは、互いに惹かれ合う確かな理由がありました。それが愛なのか恋なのか今はまだ分からなくても。
さて、その5ですが、先に謝罪させてください。
すみませんでした。
*その5 ワズライ
ワズライーーーーーーーーーーー(大泣き)
好きな人と一緒になれないの辛いよね(大泣き)
ワズライが浅葱に悪態ついてるの良すぎて泣いてる(爆泣き)
もうなんか今までで一番好きだった男と成就出来なかったの本当に悲しい(爆泣き)
でもきっとこれでよかったのかもしれないというかいいんだよね(爆泣き)
ちょっと最後のワズライが良すぎたんですよね。本当に。
悲しくて切なくて愛しくて、それでいい。それがいい。
人類みんな好き(主語デカ)
・・・というわけで、色々語ってきましたが、『春微睡懺悟大切』、大変素晴らしいお話でした。
腐女子4タイプの中だと(誰がわかるんだろうか)夜明け〜黄昏の腐女子の方に特にオススメです。ちなみにわたしは夜明け属性です。
重く暗い中にも、一筋の希望の見えるような、見えないような、そんな作品でした。
キモオタムーブをかましながらレビューしてまいりましたが、普通に作品として大変面白いので、ファンタジーが好きな方、演劇が好きな方は是非とも聴いてみてください。
こちらから作品ページに飛べます。
最後に情報も載せておくので、しっかりチェキラでお願いしますネ
と、いうわけで初レビューでした!
いいものに触れるって大事なことだなー。
わたしも作品書かねば!
ではまた。ノシ
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明橋文学『春微睡懺悟大切―ハルノユメサンゴタイセツ―』
【脚本・演出】
明橋零人(Akehashi Reito)
【出演】
奈落 卯月(Udzuki)
浅葱 √-1(Root minus One)
瑞雲 齊藤航希(Saitou Kouki)
月華惟 杜山四季(Moriyama Shiki)
般若 葉山洸汰(Hayama Kota)
冬 打出佑都(Uchide Yuto)
海 高月大和(Takatsuki Yamato)
夜叉 時谷深紅(Tokitani Shinku)
日暈 能登漆輪(Noto Shichirin)
正言 亜月吹燕(Azuki Suien)
不動 清水建志(Shimizu Takeshi)
ワズライ 藤束遊一(藤一色) (Fujitaba Yuichi from ”“ Fuji-isshoku ”)
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