3回目の訪問。

部屋のインターフォンを鳴らしても、応答がありません。なんとなく中に人の気配を感じるのですが、結局応答なしで、手紙を「ドアポケット」に入れました。ちょっと美味しいお煎餅もドアノブに掛けてきました。

 

手紙では、私たちが集会に出たときの感想を書きました。「エホバ」の集会での、「エホバの証人」たちのふるまいの不自然さなどについてもふれました。

 

夫の手紙は、「エホバの証人」におけるムチによる我が子への虐待について報じる新聞記事のコピーを入れて、この宗教が社会的に非難されていることを指摘していました。そして、このようなことを正当化してきた「エホバの証人」の聖書解釈の奇妙奇天烈さについても触れていました。

 

次の日、土曜日だったので、二女は在宅していると思い再度訪問しました。4回目の訪問です。インターフォンを3回鳴らしても不在か居留守か……ともかく返事がないので、たずさえてきた手紙は持ち帰りました。

 

5回目の訪問。この日はインターフォンを鳴らしませんでした。

その日は二女の誕生日からまもなくだったので、小さな贈り物を「ドアポケット」になんとか差し込みました。そえた手紙には、私が書いたwについての批判めいた内容が初めて記されていました。

 

 

6月になりました。

 

6回目の訪問。不在のアパートへ手紙だけ置いてきました。

二女がこれまで頑張ってきたこと。家族はみんな二女のことを心配している、などを書きました。

 

7回目の訪問。

夫は母の介護のため実家に帰省したので、この日は私1人で二女のアパートを訪問しました。そして異変に気づきました。「ドアポケット」が内側からものが入らないように目張りされていたのです。二女のあからさまな拒否の姿勢にショックを受けました。

 

目張りは外から押すと剥がれそうだったので、無理やり手紙を押し込みました。

手紙の内容は、「エホバ」に関して色々な本を読んで勉強している、二女にも世間で伝えられているいろんな情報を知ってほしいというような内容です。

 

このあと、二女から郵便が届きました。

 

これ以上、手紙も物も入れてくれるな、しばらく距離をおきたいという内容でした。

 

そしてLINEがブロックされました。

(続く)