こんばんは、高木優子です。
    
    
こんな模様入りの持ち手を作る時、どうしても左右の模様の出方に差が出来たり、巻き始めの段数と巻き終わりの段数に違いが出たりしませんか?
    
少しの違いなら、巻き目の詰め具合で微調整が出来ることもあります。
    
    
    
さらに、巻き目をしっかり締めて仕上げる事で、持ち手も固く丈夫に仕上がるんです。
    
巻き目の締め方で模様を微調整する方法を、少し書きますね。
     
    
     
     
こんな風な模様を入れると、巻きひも同士の間が少しすくことがあります。
    
模様ひもにも厚みがあるので、これは仕方のない事。
    
完全に詰めることは難しくても、しっかり締めて詰める方が仕上がりは美しくなりますね。
    
    
    
それと、持ち手がカーブしていると、内側の巻き目が詰まっていても外側の巻き目同士の間がすいてきます。
   
これは、内径と外径の差があるから。
    
   
    
…。
    
   
    
まるで数学ですね。笑
    
     
    
いずれにしても、相手は紙のこよりなので、押せば潰れます。
    
外径の隙間だって、埋めることは可能なはず…。
    
力を入れてしっかり巻いて、力を入れてしっかり詰めれば、見違えるほど持ち手は綺麗になります。
    
    
    
    
まず、数段巻き巻きします。
    
巻き目の間は空きますね。
    
    
    
「後から締めるから、今はテキトーでいいや!」
では綺麗にいきません。
    
最初から出来るだけ、詰めて締めて巻いていってくださいね。
    
    
    
少しの緩みや甘さがあると、詰めたときにデコボコになります。 
     
    
    
固く締めれば、手は痛くなります。
    
指が攣ることだってあります。
    
    
    
でも、巻きひもの締め具合はできるだけ均一にしておきたいものです。
    
    
     
     
大体均一の力で、模様を入れながら10〜20段巻きます。
    
    
    
その後、巻きひもが緩まないように押さえながら、持ち手芯を引っ張ります。
    
それと同時に、巻きひも同士の隙間を詰めます。
    
    
   
    
模様がある持ち手の場合は、詰めた巻きひもにつられて、模様ひもが浮き上がってきます。
    
その模様ひもの先端をしっかり持って、引っ張って模様を収めましょう。
    
    
    
この時に、せっかく詰めた巻きひもが元に戻らないように押さえておきましょう。
    
    
     
模様ひもを収める時は、模様ひもの先端をしっかり掴んで引っ張る方が、力が入りやすくて楽です。
    
模様ひもを長めにしておくと、持ち手巻きの終わりの方でも、同じように楽に作業することができますよ。
    
   
    
短いとね、引っ張りにくいのでね。
    
模様ひもは長目がおすすめ。
    
    
    
    
このたび、オーダーをいただいてお納めさせていただいたバスケットは、実は持ち手巻きひもが上手くいかなくて、3回巻き直しました。
     
巻き始め〜最初の模様までの段数:6段
最後の模様〜巻終わりまでの段数:9段以上…泣
    
ここまで差があると、この巻きひも間隔を詰める調整ではどうにもならないこともあります。
    
    
    
場合によっては、これくらいなら詰まることもありますが、最初からきっちり詰めて巻いてると、もう動きません。
    
時には、こうやって巻き直すことも必要かも知れません。
    
    
   
模様を付けながら、巻きながら、微調整もしながら…。
    
慣れてきたら、持ち手模様をたっぷり楽しんでみてくださいね♡
    
    
    

いつも応援いただき、心よりお礼申し上げますにこ、ゆうこ。

    

   

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