もう3月になってしまいました。

 

 

ところでうるう年の2月29日って、

 

割合乱暴な解決法だよなあなんて思う☆桐島陽依です。

 

 

でもって、千秋楽(全国興行でも)の2月花形歌舞伎を観てきたお話。

 

今回は高麗屋さん、市川染五郎丞と松本幸四郎丞がメインでございました。

 

 

幸四郎丞は染五郎時代から何度か見ていて、好青年がそのままナイスミドルになって、

 

名前以外は(ここのお家は市川→松本になっちゃうのが難しい)変わらないのが素敵です。

 

こういう、本当に出来たひとっているんだなあ~と思います。

 

 

そして博多座初お目見えの染五郎丞は、テレビで観ていた美少年が美青年になって…、

 

こういう、本当に…以下同文、とかそんなかんじ。恐ろしく綺麗な親子ですよ、マジで。

 

ちなみに席は奇跡的に端のほうだけど、前から2列目というプラチナチケットでございました。

 

 

お芝居の前半は幻の乱歩歌舞伎『江戸宵闇妖鈎爪』

 

 

乱歩の原作を江戸時代に舞台を移し、妖艶な雰囲気はそのままに、

 

たくさんの仕掛けがあってとにかく豪華でした。

 

染五郎丞が早変わりにアクション(って言っていいのか?)にとものすごい運動量。

 

優男の色男の武家の坊ちゃんから、野生の血を滾らせる獣人の2役は圧巻でした。

 

幸四郎丞の明智小五郎はひょうひょうとした乱歩の明智が着物を着てるかんじ。

 

そして、3役同じ顔のヒロインを演じた河合雪之丞丞(?あ、不思議なかんじになった…元の春猿丞ね)

 

は以前に見た時よりも色気がマシマシで、そりゃあ武家のぼっちゃん夢中になるわな!

 

とかそんなん(笑)とても楽しかったです。

 

そして大満足で休憩。

 

 

お弁当はいつもの老松。料亭には行けませんがお弁当はできるかぎりココ☆

 

今回もうまうまでございました。

 

後半は『鵜の殿様』陽気な方面で楽しい舞踊劇です。

 

退屈と暑さにうんざりしたちょっとおバカな若い殿様(染五郎丞)が、

 

召し抱えた太郎冠者(幸四郎丞)に面白い遊びをと…鵜飼いごっこを始めるお話。

 

要領の良い太郎冠者に遊ばれる若殿が腰元も巻き込んで舞台狭しと…というドタバタ劇。

 

 

まあいろいろ、太郎冠者が酷いし悪い(笑)

 

席が端の方だったんでよく見えなかったんだけど染五郎丞が素で、

 

「痛いっ!」

 

って叫んでたのがツボ(笑)かつ、ちょっと心配になりました。

 

どっか足とかが顔に当たったんだと思う。

 

だがしかし、すかさず幸四郎丞が、

 

「痛くないっ!!」

 

…こういう時、身内がいちばん酷い(爆)

 

だけど親子のフィーリングはピッタリで客席までいい雰囲気に包まれておりました。

 

(痛いのは痛かったと思うけど)

 

しかし歌舞伎でムーンウォークは初めてみたよ。足袋ってイイ感じに滑るんでしょうか。

 

幸四郎丞が器用なだけ?

 

最後にカーテンコール☆幸四郎丞と染五郎丞のみでした。

 

「本日は、すべての公演の千秋楽です。ありがとうございました。

 

染五郎は今回本当に大きいお役に挑戦させていただきました。

 

今日ばかりは褒めてやってください!!」

 

もう客席全面的ほろりときてるし、万来の拍手ですよ。

 

「ほらっ!お前も何か言いなさい」

 

「楽しかったです!!!!!」←やっとこれだけ言ったのが可愛かった☆

 

以上、二月花形歌舞伎を観た。でした。

 

 

もう課金したくてしょうがなくて、パンフレットとこの歌舞伎の絵のお茶と、

 

やっぱり博多おりょりょ(旨いかまぼこ。酒のアテに最高☆)を買いました。

 

推し活って良いわよね♪