産後クライシス

出産からもう一年と9か月が経っていますが

どうやら、未だに産後クライシスの状態であったみたいです。


出産すると、多くの女性は、意識が子どもに向かいます。
これは、母子の生存の為の本能なのだと、私は思っています。

産後1ヶ月を過ぎた頃
大好きで大好きで仕方が無かった
旦那のハグすら、身体が拒否反応を示して
愕然としました。

ホルモン、こわーーっっっ( ´;゚;∀;゚;)と、思いました。


私の意識は、もはや、私の意思ではどうこう出来ない程、完全に【母親】のみになってしまったので、

そこに【女】や【妻】はいらない。
旦那も【父親】だけをしてくれればいい。

とさえ、思いました。


この変化については、産前、さらっと旦那に伝えてはいたけれど

一番体力が奪われる生後3ヶ月くらいまでだろう。
そもそも、めちゃくちゃ大好きな旦那だから、多少愛が減っても、大した事無いだろう。と、私も楽観視していたので

あまり、この件については深く話し合いはしませんでした。

なので、旦那にとっては
私の手のひらを返した様な豹変ぶりは、
まさに、青天の霹靂だったと思います。



産後、心理的ダメージを受けた旦那から
不満を告げられる度に


ホルモンのせいだから

と、私の変化について、話していました。


その度に、何とか納得しようとしてくていた旦那でしたが

心のささくれは、埋まる事が無く

旦那もトゲトゲするように。


そんな旦那に、うっとおしさを感じた私は、ますます避ける、、、という悪循環( ;∀;)


その上、その【ホルモンのせい】は、産後一年経って、生理が再開しても大きく変わりませんでした。

ハグが嫌だという感覚は薄れたし
嬉しいと感じられる様になったのだけれど
夜中のギューは、【迷惑】だと感じていました(笑)


そして、一昨日、また夫婦の話し合いとなったのです。


旦那の言い分、口調を受けて

私が感じたのは

『私だって、好きでこんな状態になっているんじゃない!! 
旦那ラブな妻のままでいられたら、どんなに良いかと思ってる!
でも、現実問題、そう思えて無いのに
うわべだけ取り繕うのは、しんどい!!!

寂しいと言われても困る!
対応しろと言われても、しんどい!!

私には余力が無いの!

この私の気持ちを分かってくれて無いのが、悲しい!!!』

でした。



え?

(゜ロ゜)

あれ????

私、しんどかったの?!


旦那がぽつりと『オレの稼ぎが少ないのが問題だったのかもなぁ。(※実際、そんなに少なく無いですよ。)あなたに、もっと楽をさせてあげられたら良かったんだろうなぁ。』と言った言葉を聞いて

ボロボロと涙が止まらなくなり

(/´△`\)嗚咽を伴う号泣~





月ちゃんは、可愛い可愛い三人目で
目に入れても痛く無くて
その上、育てやすい気質!

私は、三人目だから不安も無ければ、手の抜きどころも分かっていて
基本、専業主婦で、のんびり昼寝も出来て
仕事も好きで楽しくて、遊びとの境界線が無い。
旦那は、平日は帰りが遅いけれど
休日は家事も育児にもとても協力的で助かっている。

だから

こんなに楽で楽しい育児は無い!!

こんなに恵まれていて、幸せな状態は無い!!!

って、本気で思っていました。



なので

小さな小さなチリが積もっていた事に
全然気づかなかったの。

じわりじわりと、疲労が蓄積してた。

でも、気づかなかったから、SOSも出せないよね。

だから、周りにSOSを出す事も無く
ただただ、自分のバッテリーがこれ以上減らない様に過ごしてた。

私にとって、旦那さんからの【寂しい】は、バッテリーを減らすものだった。
なので、訴えられない様に、無意識に彼を避けた。

だからと言って、旦那さんのケアやフォローをする事は、更にバッテリーを減らす事だからやれなかった。



それに気づいて
愕然として
そして、大泣きしたんだ。



こんなに可愛くて育てやすくて楽な子で
こんなに恵まれている環境なのに

大変だと感じてはいけない

そう、どこか思っていたんだな。

実は、私、ギリギリで生きていたみたいです。



こんなに、可愛い子だから

大変だ

なんて言ったら、月ちゃんが悲しむ。

そう、思っていた所もあったな。




これが、私たち夫婦の産後クライシスの原因。


あまりにも、楽で恵まれていて幸せな状況だったからこそ、小さな小さな不満や疲労に気づけなかった。



私がわたしの気持ちに、やっと気づけて
それを分かってあげたので

旦那も、大泣きしている私の背中を、ずっとさすったり、いいこいいこしてくれました。


堰を切ったように号泣して
感情を出しきったら

ようやく
ようやく、旦那への愛が私の中から溶け出して来ました。



産後クライシスって、真面目でがんばり屋さんの夫婦が陥りやすいんですって。

心屋と出会って、緩んでいた私だったけれど
骨の髄まで【真面目でがんばり屋さん】だったみたいです(笑)



どんなに、恵まれて幸せな状況でも

不満を感じてもいいし

大変だって思ってもいい

思ってしまう事や感じてしまう事に
間違いも、ダメな事も無い(^-^)



私の体験と気づきが、誰かの力になれたら良いなと思って、今日の記事を書きました。


ちづ