岡本 朋子

日本気象協会 本社岡本 朋子

 

2024年08月01日17:42

 

明日は40℃近く その後も猛暑続く 日曜頃から関東中心にゲリラ豪雨のおそれ

明日2日(金)も猛烈な暑さが続き、東海や近畿では40℃近くまで上がる所もあるでしょう。しばらくは全国的に猛暑が続くため、熱中症などの健康管理に注意が必要です。4日(日)頃から関東を中心にゲリラ豪雨になるおそれもあります。天気急変にもご注意ください。

 

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明日2日(金) 危険な暑さ 東海や近畿では40℃近く

 

明日2日(金) 危険な暑さ 東海や近畿では40℃近く

明日2日(金)は強い日差しで、気温はハイペースで上がるでしょう。午前のうちに35℃を超える所もありそうです。
東海や近畿では40℃近くまで上がる所もあり、体温を大幅に超える危険な暑さになるでしょう。体温を超えるような暑さだと、熱がこもりやすく、熱中症にかかりやすくなります。熱中症対策が欠かせません。

今日1日(木)、梅雨明けした北陸や東北南部でも最高気温が35℃くらいまで上がり、猛烈な暑さになるでしょう。暑さをできるだけ避けることが熱中症予防のポイントのひとつです。無理のないよう、お過ごしください。

3日(土)以降も猛暑続く 最大限の熱中症対策を

 

3日(土)以降も猛暑続く 最大限の熱中症対策を

この先も35℃を超えるような猛烈な暑さが続くでしょう。特に、明後日3日(土)は関東の内陸や甲信、東海、近畿では40℃近くまで上がる所もあり、命にかかわる危険な暑さになりそうです。

激しい運動は原則中止です。こまめな休憩、冷却、水分補給を心がけて、暑さを感じにくい高齢者や小さなお子さんには周りが声かけする必要があります。

今日1日、気象庁から発表された「高温に関する早期天候候報(全国対象)」によると、全国的に7日頃からも気温が平年よりかなり高く、2週間程度は続くでしょう。

この時期は気温が1年を通して最も高い時期の上に、それを上回る暑さが続きます。屋外での活動などでは飲料水や日陰を十分に確保するなど、これまで以上に熱中症対策を万全に行ってください。また、農作物や家畜の管理などにもご注意ください。

4日(日)頃から 関東を中心にゲリラ豪雨のおそれ

 

4日(日)頃から 関東を中心にゲリラ豪雨のおそれ

今年は関東で梅雨明け(7月22日ごろ)直後から度々、ゲリラ豪雨に見舞われています。

4日(日)頃からは関東を中心にゲリラ豪雨のおそれがあります。夏休みに入り、屋外でのレジャーの機会が増えてきていますが、天気の急変に注意が必要です。

山では雷雨の危険があるため、事前に気象情報を確認のうえ、山に入るか慎重に判断をして下さい。万が一に備えて、避難できる山小屋の位置なども事前に把握しておきましょう。

海でも落雷は感電の恐れが高く、非常に危険です。少しでも雷の音がしたら、すぐに海から上がって車や頑丈な建物に避難しましょう。川では、晴れていても上流部の大雨で水位が急に高くなることがあります。中州には入らず、テントを張る際は川から十分に距離をとりましょう。

最新の雨雲レーダーを確認して、上流部も含めた実況や今後の予想を確認しましょう。「山の雷、川の増水」といわれるように、山で雷雨があると、下流の川は晴れていても急に増水することがあるため注意が必要です。